ダイヘン(D-66)は、「タブレット教示レスシステム」を使ったデモを出展する。同システムは、専用のアプリケーション「AR Teach(ティーチ)」をインストールしたタブレット端末「iPad(パッド)」を使う。
ロボット用溶接トーチに付いているAR(仮想現実)マーカーと溶接したい箇所をiパッドで撮影するだけで溶接線を自動で認識する。トーチ角度や溶接条件を設定したプログラムを送信することで、ロボットがプログラムに沿って溶接を開始する。
FAロボット事業部技術部の中川慎一郎制御開発課長は「溶接のティーチング(教示)は手間がかかる作業だったが、大幅に簡略化できる」と言う。