生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

SIerを訪ねて

RECENT POSTS

[SIerを訪ねてvol.45]スムーズな導入のために凝らす工夫/フレアオリジナル

フレアオリジナル(長野県坂城町、田中陽一郎社長)は、製造業や物流業、建設業など幅広い分野で実績を持つシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。さまざまな工程のロボット化を実現する他、自社オリジナルの自動化パッケージも開発した。エンジニア一人一人がシステム構築をトータルでできるようにして、現場へのスムーズな導入を図る。田中社長は「難しい案件でも断らず、ユーザーの要望をしっかりと聞いて応えたい」と語る。

[ショールーム探訪 vol.25]「分かりやすい展示」をコンセプトに/疋田産業「金沢ロボットセンター」

ロボットダイジェストの記者が読者に代わってショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。25回目は、工作機械やFA(ファクトリーオートメーション、工場の自動化)機器などを取り扱う専門商社の疋田産業(石川県白山市、疋田弘一社長)が金沢市に開所した「金沢ロボットセンター」を訪ねた。「分かりやすい展示」をコンセプトに、ショールームには複数のメーカーの多関節ロボットを7台設置。ロボット導入に関心のある地元北陸の企業などが気軽に立ち寄り、ロボット関連の情報を収集できる施設だ。

[ショールーム探訪vol.24]研磨材メーカーの100年の知見を生かす/スリーエムジャパン「3Mロボット研磨ラボ」

米国に本社を置く研磨材メーカー3Mの日本法人スリーエムジャパン(東京都品川区、伊藤誠社長)は、相模原市中央区の事業所に「3Mロボット研磨ラボ」を置く。現在の生産現場の研磨工程は「危機的な状況」にあるとし、研磨材メーカーとして長年培った知見を生かしてロボット化に貢献する。近年は自動車の塗装補修工程の自動化にも注力しており、同施設でデモシステムを体感できる。

[SIerを訪ねてvol.44]画像解析ソフトや自動化パッケージで人手不足を解決/グローバルコネクト

グローバルコネクト(神奈川県厚木市、高木宏昌社長)は、幅広い分野で自動化システムを手掛けるシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。画像解析ソフトウエアを自社開発しており、ロボットで部品を組み立てながら取り付け位置などを検査できるシステムを構築した。パッケージ化した溶接や研磨の自動化システムも販売しており、現場の自動化を支援して人手不足の解決に貢献する。

[SIerを訪ねてvol.43]四国をロボットが活躍する地に/港産業

港産業(徳島市川内町、港正祥社長)は、技術商社とシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の2つの顔を持つ。四国一帯を商圏とし、医薬品や製紙、自動車部品産業など四国で盛んな業種に合わせた自動化システムを提案するのが特徴だ。オートメーションカンパニーDX推進部ロボット課の金田雅哉課長は「『人口あたりで一番ロボットが使われているのは四国だよね』と全国から評価されるように、四国の他のSIerとも協力して自動化を推進したい」と意気込む。

[SIerを訪ねてvol.42]周辺機器の開発力を生かして/高井精器

高井精器(神奈川県藤沢市、高井研吾社長)は部品の供給装置など周辺機器の開発技術と、自社工場で培ったロボットシステムの構築力を生かして、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)事業にも力を入れる。長年ベアリング部品を製造しながら、社内で周辺機器の開発やロボットシステムの導入などに取り組んできた。高井社長は「目視検査は作業者の負担も大きく、自動化が必須。他社とも協力しながら、外観検査システムの開発に取り組んでいる」と語る。

[SIerを訪ねてvol.41]ロボット活用の近道を作る/iCOM技研

今回紹介するiCOM技研(アイコム技研、兵庫県小野市、山口知彦社長)は、ユニバーサルロボット(UR)の協働ロボットを使った自動化システムの構築に強みを持つ。これまでの自動化のノウハウを基に、自動化システムのパッケージ化にも取り組む。2022年からは人工知能(AI)とビジョンセンサーを使ったティーチング(教示)レスシステムの研究開発を始めた。来年には研究開発施設として、「AI Robotics Labs(AIロボティクスラボス)」をオープンし、ティーチングレスシステムの研究に加えて、人材育成用教材パッケージの試作にも力を入れる。

[SIerを訪ねてvol.40]自動化が難しい案件の受け皿になる/ピーエムティー

ピーエムティー(福岡県須恵町、京谷忠幸社長)は、2018年にロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)事業に参入した。ロボットシステムグループCSチームの光安慶悟リーダーは「当社は後発のSIer企業のため、独自色を出さないと生き残れない。他のSIerが断るような難易度の高い案件の受け皿の立場になることで、顧客からの信頼を得られて技術力の高さもアピールできる」と語る。過酷な環境である冷凍庫内で稼働できる自律搬送ロボット(AMR)を使った自動化システムの提案など、独自の強みで生存競争に挑む。

[SIerを訪ねてvol.38]地元販売代理店とコラボで導入拡大/エヌテック

ロボットシステムの構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。38回目の今回は、プレス加工をはじめとした金属加工向けを中心にロボットシステムを提案するエヌテック(徳島県鳴門市、大曲隆志社長)を紹介する。近年は地元の産業用ロボット販売代理店と手を組み、デンマークのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)の協働ロボットを使った自動化システムを開発するようになった。技術力を評価され、昨年1月にはURの「認定SIer」となった。他にも、金属加工向け以外のジャンルでの受注件数が増加するなど、活躍の幅を広げる。

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