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会場速報

REAL TIME REPORTING

搬送路をAIが構築/ラピュタロボティクス

ラピュタロボティクス(C-50)は、AMR(自律搬送車)「ラピュタPA-AMR」を出展する。あらかじめ指定した目的地への搬送路をAI(人工知能)が考えて進むのが特徴。搭載するカメラで周囲の状況を確認し、障害物があればAIがそれを避けた搬送路を生み出して進むことができるため、導入時に倉庫のレイアウトを変更する必要がない。オフィス・マーケティング・アソシエートの宮本雷蔵さんは「ピッキングする商品をモニターでガイドするため、商品を探す手間が省けてミスを減らせる」と語る。

プレゼン上手に人だかり/Mujin

 「知能ロボットコントローラ」などを手掛けるベンチャー企業のMujin(ムジン、B-38)は、ファクトリーオートメーション(FA)向けのシステム2種類を展示する。

 1つは、「PickWorker(ピックワーカー)パッケージ ~3DピッキングMujin標準セル~」だ。容器内に無造作に置かれたワークを取り出す「ばら積みピッキング」を簡単に実現する。
 もう1つはビジョンシステムと産業用ロボット、無人搬送車(AGV)を組み合わせた「複数品種ディスクローター ハンドカメラ バラ積み整列ロボット」だ。こちらには新製品の1000kg可搬のAGVを使い、工場内物流を意識した展示をする。

 また、正面のモニターではプレゼンテーションを実施。自動車部品工場で、加工機械への加工物の供給だけでなく、工場内搬送を完全自動化した事例などを紹介する。魅力的なプレゼンのたびに、多くの人だかりができている。

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