
こんなに軽くていいんですか?/ダイレクトティーチング体験
ABBの協働ロボット「YuMi(ユーミィ)」を使って簡単なダイレクトティーチングを学べるコーナー。ティーチングペンダントを使用せず、直感的な操作を体験できる。
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ABBの協働ロボット「YuMi(ユーミィ)」を使って簡単なダイレクトティーチングを学べるコーナー。ティーチングペンダントを使用せず、直感的な操作を体験できる。
自動車用スイッチメーカーのカサイ製作所(B-22)は、「ラボラトリーオートメーション」「自動検査システム」「自動搬送システム」の3つのデモシステムを出展した。
システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のスターテクノ(愛知県岩倉市、塩谷陽一社長、B-43)は、パーツフィーダー「ビジョンフィーダー」を出展する。NTNと共同開発し、複数種類のワークに対応できるのが特徴だ。2Dビジョンセンサーでワークの中心部の形状を特定するだけでピッキングできる。複数のワーク(加工対象物)に対応できるだけでなく、ワークにバリが残っている場合でもピッキングできるため、チョコ停を防いで作業効率の向上に貢献する。営業部営業課の宮崎正樹さんは「ハンド部分を変えることで多様なワークに対応できる」と話す。
FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、C-06)は会期2日目の午後1時~午後4時にかけ、会場内の主催者ステージで「SIer’s Day in 愛知」を開催した。
システムインテグレーターの常盤産業(B16)は「ゴムパッキン自動組み付けシステム」を参考出展。安川電機とユニバーサルロボットの異なる協働ロボットを同期制御するソフトウエアをはじめ、柔軟物認識の人工知能(AI)なども独自開発した。
富士精工(B-21)は協働ロボットと産業用ロボットを使ったローディングシステムのデモを展示する。穴が開いた円形のワーク(加工対象物)を協働ロボットがピッキングし、コンベヤーに設置する。コンベヤーで流れるワークの形状をカメラで認識し、産業用ロボットが形状ごとに決められたストッカーにセットする。最後に産業用ロボットがワークに合ったハンドに自動で付け替えてワークを工作機械にローディングする。営業部精機営業課SFGの阿部孝行主幹は「ピッキングからローディングまでロボットがするため、人が介入する必要がない」と話す。
松本機械工業(D-22)は、自社開発のロボットシステム「Smart Terrace(スマートテラス) AIO-16」を出展した。
「知能ロボットコントローラ」などを手掛けるベンチャー企業のMujin(ムジン、B-38)は、ファクトリーオートメーション(FA)向けのシステム2種類を展示する。
1つは、「PickWorker(ピックワーカー)パッケージ ~3DピッキングMujin標準セル~」だ。容器内に無造作に置かれたワークを取り出す「ばら積みピッキング」を簡単に実現する。
もう1つはビジョンシステムと産業用ロボット、無人搬送車(AGV)を組み合わせた「複数品種ディスクローター ハンドカメラ バラ積み整列ロボット」だ。こちらには新製品の1000kg可搬のAGVを使い、工場内物流を意識した展示をする。
また、正面のモニターではプレゼンテーションを実施。自動車部品工場で、加工機械への加工物の供給だけでなく、工場内搬送を完全自動化した事例などを紹介する。魅力的なプレゼンのたびに、多くの人だかりができている。
工作機械や半導体製造装置向けの液温調整機「オイルマチック」ブランドで知られる関東精機(D09)は、自動搬送システム「ピックマチック」を展示。具体的な引き合いや相談の他、システム用の自動化機器の売り込みも少なくないという。
双腕の協働ロボットと、どちらが速く正確にハンバーガーを包めるかを競う企画。柔らかいハンバーガーを繊細かつ、すばやく包むスピードの両立がカギとなる。