2026.07.01
★お気に入り登録

[エディターズノートvol.28] ロボットを扱える人が爆増中!

 ロボットを扱える人が今、爆増している。ロボットにいつでも触れられる環境にある人が、国内だけで数千万人に増えたことがその背景にある。
 実際に業務で使っている人はまだ多くないが、それでも数十万人はいるのではないか。会社では正式に導入していなくても、個人でこっそり使っている人もいるだろう。業種を問わず「業務にロボットを使うのが当たり前の時代」に間違いなく突入した。

ロボットがパソコンを操作する(イラスト素材サイト「いらすとや」のRPAのイメージ)

 残念ながらこれは「産業用ロボット」の話ではない。ヒューマノイド(ヒト型)ロボットの話でもなく、「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の話だ。

 RPAは「パソコンでの作業を自動化するソフトウエアロボット」で、物理的な作業能力を伴わないRPAは本来ロボットダイジェストの守備範囲ではない。ではなぜRPAの話を出したのか。
 それは、RPAと協働ロボットのプログラミング方法が似ているからだ。RPAでは、指示内容のアイコンをドラッグ&ドロップで組み合わせるビジュアルプログラミング(ブロックプログラミング)方式でプログラムを作成できる。
 マウスのポインターを「A点からB点に移動」させたり、ファイルを開くなどの「動作の実行」と、「繰り返し」や「IF文(条件を満たす場合の分岐)」などを組み合わせて一連のプログラムを作成する。
 協働ロボットもビジュアルプログラミングに対応する製品が多く、マウスのポインターをロボットアーム先端のツール・センター・ポイント(TCP)に変換し、開く対象をコンピューターファイルからロボットハンドのフィンガーに変えれば、協働ロボットのプログラムに非常に近い。

 「Windows(ウィンドウズ)11」のパソコンには、米国マイクロソフトのRPAソフト「Power Automate Desktop(パワー・オートメート・デスクトップ)」が標準搭載されている。マイクロソフトのサブスクリプションサービス「マイクロソフト365」にもパワーオートメートが含まれる。
 社員に無料のRPAを使わせてみて、ビジュアルプログラミングに適正がありそうなら協働ロボットの操作を覚えさせるのも一つの手だ。あるいはRPAの経験者を積極的に採用するのもよいかもしれない。
 いずれにせよ、パソコン内で動く無料の業務用ロボットと、その使い手が飛躍的に増えるのは、産業用ロボット業界にとって悪いことではないだろう。

同じ企業の記事

>>金属加工業3社への公開取材で、ロボット導入のコツに迫る

>>編集室だより/2026年6月末

>>[エディターズノートvol.27] フィジカルAIって?

>>編集室だより/2026年5月末

>>【読んで発見「RTJ2026」vol.3】ヒューマノイドが続々と

>>[直前特集RTJ2026 vol.1] 過去最大規模で6月11日から

>>【読んで発見「RTJ2026」vol.2】物流向け提案の最前線

>>【読んで発見「RTJ2026」vol.1】自動化のヒントを探す場に

>>「ロボットテクノロジージャパン2026」が6月11日から開幕!

>>[エディターズノートvol.26] 予約はお済みですか?

>>編集室だより/2026年4月末

>>[エディターズノートvol.25]ゲームチェンジャーは生成AI!?

>>編集室だより/2026年3月末

>>[エディターズノートvol.24]教えて、ロボットさん

>>編集室だより/2026年2月末

>>[エディターズノートvol.23]“不気味の谷”は近い

>>編集室だより/2026年1月末

>>[エディターズノートvol.22]エネルギーに満ちあふれる年に

>>編集室だより/2025年12月末

>>[エディターズノートvol.21]現在・過去・未来

>>編集室だより/2025年11月末

>> [MECT2025フォトリポート]ロボットによる自動化が定番に

>>[エディターズノートvol.20]活発化するM&A

>>[エディターズノートvol.19]担当者によると

>>[エディターズノートvol.18]未来を作る

>>MECT2025の来場登録を開始、ボーイングの自動化の最新事例も

>>「ロボットテクノロジージャパン2026」の出展受け付けを開始

>>[エディターズノートvol.15] まず自分を売る

>>[人事]八角秀が社長に就任/ニュースダイジェスト社

>>1985年に開催した「FMS&ロボット展」の映像を公開/ニュースダイジェスト社

>>[特別企画 新ロボット展 in 愛知 vol.1]ROBOT TECHNOLOGY JAPAN、リベンジへ/RTJ事務局長インタビュー

>>国際物流総合展にロボット専門メディアが出展/ニュースダイジェスト社

>>ロボットテクノロジージャパンの開催を見送り/ニュースダイジェスト社

>>ロボットダイジェスト東京支社を移転/ニュースダイジェスト社

>>産ロボ専門のウェブマガジンがプレオープン/ニュースダイジェスト社

★お気に入り登録

BASIC KNOWLEDGE