[エディターズノートvol.18]未来を作る
この夏の日本で、そしてロボット関連で「未来を作る」といえば、7月に大阪・関西万博で開かれた「未来づくりロボットWeek」だろう。ビジネスショーとは異なり、同展ではロボットを知らない老若男女さまざまな来場者がロボットの技術を体験・体感した。特に目を輝かせていたのは、小学生と思われる子ども達だ。(詳細はこちら)
また8月から「密着! 高校生ロボットSIリーグ」という特別企画を開始した。「高校生ロボットシステムインテグレーション競技会(高校生ロボットSIリーグ)」の昨年のチャンピオン高校にロボットダイジェストの記者が密着し、今年12月の大会本番までの取り組みを紹介するものだ。
先月は、愛知県で12月に開かれる子ども向けイベント「あいちロボフェス」の告知記事も掲載した。子供が楽しみながらロボットに触れられるさまざまなコンテンツを用意しているが、私が特に注目するのがロボットに関するさまざまな仕事体験ができる「キッザニア」のロボット版「Out of KidZania(アウト・オブ・キッザニア) in あいちロボフェス」。先日の記事にも書いたが、ロボットの各種エンジニア体験に加え、ロボットダイジェストの記者の仕事も体験できる。
近年、ロボットあるいは製造業の次世代の人材確保を目指した取り組みが活発になっている。すぐに成果が出るものではないが、将来的な業界の発展を考えるとこうしたイベントも大切だろう。弊社も微力ながらできる限り協力していきたい。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)