編集室だより/2025年12月末
今月もrobot digest(ロボットダイジェスト)をお読みいただきありがとうございました。「編集室だより」では、取材を担当する編集部の記者たちの近況をお届けします。毎月最終営業日に、身の回りで起きたことや感じたこと、時には取材のこぼれ話なども掲載しています。ご笑覧ください。
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桑崎厚史(くわさき・あつし)
平日は職場と家を往復し、休日は近所の公園やショッピングモールと家を往復する。家では寝るまで子どもと遊んだり、子ども向け動画を一緒に見たり、基本的には子ども中心の生活を送っている。それ自体は全く悪くないし、むしろ快適でもあるが、このままだと小欄に書くネタが枯渇してしまう。生活のルーティンに彩りを加えるためにも、今年こそは「熱中できること」を見つけたい。…という目標を年初に設定するのはこれで何回目になるだろうか。
曽根勇也(そね・ゆうや)
映画「PERFECT DAYS(パーフェクトデイズ)」を鑑賞した。俳優の役所広司さんが演じるトイレ清掃員の日常を描いた物語だ。同作品はもともと、クリエイターが渋谷の公衆トイレをデザインするプロジェクト「ザ・トーキョー・トイレット」のPR動画として企画されたもので、ユニークな公衆トイレが多数登場する。デザイナーの悪ふざけのようなものもあるが、中には魅力的なトイレもあった。近くに行った際は一度利用してみたい。
山中寛貴(やまなか・ひろき)
欲しい靴があるのだが、どうしても購入まで踏み切れない。店の前を通るたび気になり、何度も試し履きする。デザインもサイズ感も悪くなく、鏡の前では「これが欲しい」と思える。しかし、いざ買おうとすると迷いが出てくる。「人とかぶるかもしれない」などと考え始めてしまい、結局レジに向かう勇気が出ない。そのまま店を後にしてしまう日が続き、気付けばもう半年が過ぎてしまった。
向井唯(むかい・ゆい)
人生初の競馬を体験してきた。経緯は割愛するが、これが本当に楽しかった。パドックでパカパカ歩く姿と地響きを鳴らしながらゴールに迫る迫力のギャップに打たれる。各馬の仕上がりやコースの特徴、ジョッキーの腕や相性など、元々好きなF1とも通ずるものがあるのか、見どころが多すぎて忙しい。さらにお顔もかわいいときた。これはお金を賭けなくても沼だと、本能が警鐘を鳴らしている。
水野敦志(みずの・あつし)
先日久しぶりに帰省した際、父から「近所にカフェがオープンしたよ」と言われ、思わず「そんなはずないだろう」と返してしまった。というのも実家は山の麓にあり、周囲には民家か田んぼか池しかない。徒歩圏内にコンビニすらない場所に、ましてカフェなんてと思ったが、どうやら高齢の男性が趣味で開いたらしい。古い空き家を改装した店内はきれいだったし、何よりコーヒーがおいしかった。これからは実家に帰る頻度が上がるかもしれない。
西塚将喜(にしづか・まさのぶ)
NHKの紅白歌合戦。女性歌手の最多出場は石川さゆりさんで、代表曲の一つは「津軽海峡・冬景色」だろう。青森県には、歌謡碑が2カ所にある。一つは青森市の青森駅近くにある青函連絡船の旧波止場。もう一つは、津軽海峡を見下ろす外ヶ浜町の竜飛崎に位置する。共に歌詞の石碑があり、近くのボタンを押すと曲が流れ始める。そして、両方とも曲の音量がとんでもなく大きい。観光客が飛び上がって逃げ出すぐらいだ。ぜひ、現地でご体感ください。
斉藤拓哉(さいとう・たくや)
生成AI(人工知能)で生成したイラストをよく見かけるようになった。しかし不思議なもので、まるで実物かのように写実的な描写がされていても生成AIで生み出されたものだと分かってしまう。いったいどの要素が分かる決め手になるのかをうまく言語化できないのがもどかしい。2026年は生成AIが生み出したイラストのクオリティーがどこまで上がるのかがひそかに楽しみでもあり怖くもある。
平川一理(ひらかわ・いちり)
はまった食べ物を一定期間食べ続ける習性がある。今はもち吉の「いなりあげもち」にはまっており、ハイカロリーな餅を間食で食べるという罪深い日々を送っている。その名の通りいなりに餅を挟んで食べるおやつで、レンジで30秒間温めれば出来上がるためつい手が伸びてしまう。しかも最近気付いてしまった。スーパーでいなりと餅を買えば、好きなサイズで好きな分だけいなりあげもちを食べられるのではと。
芳賀崇(はが・たかし)
全く暖かくなく、半数以上がコートを着ている朝の通勤ラッシュの電車待ちの列で、半袖ポロシャツの若人がいた。若いから何してもいいってもんでもない、見ているこっちが勝手に心配してしまう。白人なら同様のケースをまれに見かけるが、どうグローバルな言い方をしてもその若人はアジア人男性だ。でも、電車からは冠雪した富士山が雲一つまとわないきれいな姿が見えて、何もかもどうでもよくなった。
松川裕希(まつかわ・ゆうき)
子どもの成長の早さを目の当たりにすると、改めて驚かされる。次々と衣類がサイズアウトしていくので、時々捨てたり知人に譲ったりするのだが、Tシャツ1枚にもいろいろな記憶がある。例えば、長女が入院した時に慌てて買ったが意外に気に入ってよく着ていたものを、やがて次女が着るようになり――といった調子で、思い出しながら処分するものを選ぶのでなかなかはかどらない。春が来るころには、またいくつかサイズアウトするものが出てきそうだ。
八角秀(やすみ・しゅう)
お気に入りのシャツや靴下をぼろぼろになるまで使う癖がある。おろしたてのごわごわした繊維感がなくなり、くったくたになった状態の柔らかい肌触りが好きなのだ。この工程を個人的に「熟成」と呼んでいる。ちなみに熟成済みの猛者たちの呼称は「スタメン」だ。しかし、実は今、この原稿を書く直前に、靴下に大きな穴が開いているのに気付いた。しかも、両足だ。両方ともかなり大きい。何と言うか、大人としてこれでいいのかと、強烈に反省しているところである。この靴下は泣く泣く退役させるとして、いっそおろしたての新しい繊維感を好きになる方法はないだろうか…。
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◆来月も変わらぬご愛顧・ご愛読、よろしくお願いします。
(編集部一同)
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