[特別企画 新ロボット展 in 愛知 vol.1]ROBOT TECHNOLOGY JAPAN、リベンジへ/RTJ事務局長インタビュー
2度目の「初回」に意気込む
――どれくらいの来場者数を見込んでいますか。 3日間で計3万人を見込んでいます。わが社は2年に1度、名古屋市で日本最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン(MECT)」を主催しています。近年は9万人超にご来場いただいています。その来場者の登録情報を使ってPRをします。また、MECTでは共催の愛機工の存在も大きいです。愛機工には中部地方に根差した製造業関連の専門商社が250社以上も加盟しており、多くの顧客に展示会のアピールをしていただいてます。もちろん、RTJも愛機工と一緒に開催します。 ――実は2年前にも計画があった? はい。実は2020年に初回展を開催する予定で準備を進めておりました。2020年展は新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から開催を中止しましたが、全体で182社から888小間の出展申し込みをいただいていました。今回は新型コロナウイルス感染症への対策も万全にして、開催します。 ――この状況下でのイベントでは、その対策も気になります。 ご安心ください。今年開催のMECT2021では出展者および来場者を含めた関係者の皆さまの安全を最優先に考え、新型コロナウイルスの感染状況に合わせた感染防止対策を講じながら、開催に向けて準備を進めております。開催期間中も会場内でのマスク着用の徹底、入場時の検温・手指の消毒、館内の滞留人数の把握と入場制限など各種対策を講じて会場運営にあたります。そこで得たノウハウを生かし、RTJ2022でも万全の対策をします。
――やはり中部の方が来場者の中心ですか。 わが社は出版社として産業用ロボットに特化した「robot digest(ロボットダイジェスト)」や設備材の専門誌「月刊生産財マーケティング」を発行しています。メディアとして取材をすると、人手不足やベテランの引退による生産品質の低下にお困りの方が本当に多い。特に中部地方では顕著です。そこで2年に1度ではありますが、RTJが自動化提案の展示会として、地域に根付いてくれればと思います。現場の自動化とロボットの普及を促進できたら、主催者として、これ以上幸せなことはありません。繰り返しになりますが、近い将来、ロボットの活用は必須になる。まずは導入の一歩を踏み出すきっかけを、RTJで見つけていただければと思います。 関連記事:[特別企画 新ロボット展 in 愛知 vol.1]ROBOT TECHNOLOGY JAPAN、リベンジへ/RTJ事務局長インタビュー 関連記事:[特別企画 新ロボット展 in 愛知 vol.2]チャック爪交換の自動化を展示の中心に/松本機械工業 関連記事:[特別企画 新ロボット展 in 愛知 vol.3]ロボの目と選べるスキルで誰でも簡単に/東京エレクトロンデバイス 関連記事:[特別企画 新ロボット展 in 愛知 vol.4]新製品PRや顧客、市場開拓にぴったり/ニッタ 関連記事:[特別企画 新ロボット展 in 愛知 vol.5]注目していた愛知での展示会に即決/中西金属工業 関連記事:[特別企画 新ロボット展 in 愛知 vol.6]初開催向け豪華顔ぶれ、中部に本格産ロボ展誕生