
最新技術が一堂に!富士山麓の本社で自社展開催/ファナック
ファナックは5月15日~17日の3日間、山梨県忍野村の本社で「第32回ファナック新商品発表展示会」を開催した。事前登録による1日4部の時間入れ替え制で、各回とも多くの来場者でにぎわった。ロボット関連では最大50kgまで対応する協働ロボットや、中型ロボットの新製品などが注目を集めた。
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ファナックは5月15日~17日の3日間、山梨県忍野村の本社で「第32回ファナック新商品発表展示会」を開催した。事前登録による1日4部の時間入れ替え制で、各回とも多くの来場者でにぎわった。ロボット関連では最大50kgまで対応する協働ロボットや、中型ロボットの新製品などが注目を集めた。
ユーシン精機は5月16日、スウェーデンの取り出しロボットメーカーWEMOオートメーションを子会社化すると発表した。同日に契約を締結し、5月30日に株式譲渡を実行予定。譲渡後は議決権の100%をユーシン精機が所有する。
ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」。今回は、OKIマイクロ技研(福島県二本松市、富澤将一社長)が3月22日に発表した高トルク小型モーター「Thumbelina(サムベリーナ)」を取り上げる。多指多関節のロボットハンドの小型軽量化を実現する製品という。「直径12mmのコアード構造のブラシレスDC(直流)モーターとしては世界最小クラス」と、今後の需要拡大に自信を見せる。
機械工具専門卸商社のトラスコ中山は、先端的な物流センター「プラネット埼玉」(埼玉県幸手市)にパレタイズロボットシステムを導入した。だがそれも多彩なロボット活用の一端に過ぎない。プラネット埼玉は「物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現し、次世代型の物流を体現する」と物流本部の岡田真也物流改革部長は言う。同社の物流改革とロボット活用はいかなるものかを知るべく、プラネット埼玉にお邪魔した。
ロボカル(東京都千代田区、芦川泰彰社長)は1月18日、ロボットシステムの導入支援サービスを本格展開すると発表した。同社は、産業用ロボットの受発注プラットフォーム「ロボカル」を運営する2021年創業のベンチャー企業だ。当初はロボットを導入したい顧客とロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)をつなげるマッチングサービスのような事業を検討していた。しかし実際は、ワンストップでシステムを構築してほしいとのニーズが高く、同社が元請けとなりシステムを受注することが多かったため、ロボット導入支援サービスを今後は本格的に展開する。
「2024年以降、ロボットや自動化システムの需要はこれまで以上に高まる」とヤマハ発動機ロボティクス事業部長の江頭綾子執行役員は語る。その時を見据え、同社はロボットなどを組み立てる浜松ロボティクス事業所の大幅拡張を急ぐ。高いシェアを誇るスカラロボットに加え、垂直多関節ロボットや直交ロボットなどさまざまな産業用ロボットをラインアップするが、「提案の核となるのは、リニアコンベア」と江頭事業部長は語る。その戦略とはいかなるものか、江頭事業部長に話を聞いた。
キヤノンは、新たなビジネスモデルとしてFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)関連のソリューション提案を加速させている。今年9月、画像処理ソフトウエア「Vision Edition(ビジョンエディション)2」を発売。従来製品よりも処理能力を上げ、他社製のカメラにも対応した。新製品をきっかけに、画像や映像を軸に据えた「設備やロボットの目」の提案を強化する。
国際ロボット連盟(IFR)は10月23日、2021年の産業用ロボットの導入実績を台数ベースで発表した。世界でのロボット導入台数は前年比31%増の51万7385台。新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)前の18年の記録を22%上回り、過去最高を記録した。
安川電機は10月7日、北九州市八幡西区にある本社で会見を開き、2023年2月期の第2四半期決算を発表した。会見は本社内の研究開発拠点「安川テクノロジーセンタ」で行われ、小笠原浩会長兼社長と村上周二専務執行役員が出席。東京本社ではテレビ会議方式で発表した。第2四半期の売上にあたる売上収益は前年同期比9.8%増の2635億2800万円、営業利益は同16.4%増の312億6000万円となり、増収増益だった。上期としてはともに過去最高を更新した。
スターライト工業(大阪市旭区、西郷隆志社長)は、協働ロボットの関節保持や緊急時の制動に用いるブレーキ材(摩擦材)として、非可食植物由来のバイオマスプラスチックを用いた新素材「X2101」を開発した。特許出願の後、昨年12月に展示会で初公開。来場者の反響や手応えを受け、量産技術の検討に入った。試作案件をこなし、3年以内の量産化を目指す。開発を主導した新歩推進ユニット先進材料開発第2チームの下川路朋紘さんは「環境に優しいプラスチックとして開発した先進材料の一つ。環境性能だけでなく、協働ロボットのブレーキ材として多くのメリットがある」と力を込める。