[実践! リスキリング:第2シリーズ]第1回:直談判して受講決定(2年前に)
職業能力の再開発を指す「リスキリング」の重要性が叫ばれる。近年はデジタルトランスフォーメーション(DX)に順応するために、従業員にデジタルスキルの習得を促す例が多い。そんな流行に乗り、「実践! リスキリング」では、担当記者がスキルの習得に挑む。今回から新シリーズとなる。ファナックは工作機械向けの制御装置や小型切削加工機、射出成形機、産業用ロボットなどの自社商品に関連する講習を研修施設「ファナックアカデミ」で開催する。今回はその中でも人気の「協働ロボットCRX 基本・活用コース」を受講した。話は約2年前にさかのぼる。
恐れ多くも山口社長に
あれは2年前の初夏。何かの業界団体の懇親会で、うちの社長の「かばん持ち(※1)」を手ぶらでしていた時のことだった。
※1:上司や目上の人のかばんを持つことで、その人に付き従う理由付けとし、学びや指導の機会を得る役割。この時は事前にクロークにかばんを預けたため、手ぶらだった。
うちの社長とファナックの山口賢治社長兼最高経営責任者(CEO)が雑談を始めた。小誌の話になり、山口社長兼CEOが当連載の話題を振ってくれた。直談判の好機と踏んだ。
――
山口社長兼CEO:「連載をいつも拝見しています」
西塚:「ぜひタイミングが合えば、御社の『ファナックアカデミ』でも講習を受講させていただきたいと考えております」
山口社長兼CEO:「光栄なお言葉ありがとうございます。ぜひご受講ください」
――といった具合で、直談判に成功した。
続けて、山口社長兼CEOには協働ロボットCRXシリーズに関連した、当時から人気のコースの受講をお勧めいただいた。
CRXシリーズ関連のコースは人気が高く、募集を開始すると直ちに定員に達するという。数日にわたるコースであるため、受講するにはある程度まとまった時間も必要だ。
連載の兼ね合い(※2)とスケジュールの調整に難航し、受講まで約2年もかかってしまいました。
ご快諾いただいたにもかかわらず、大変お待たせし、心よりおわび申し上げます。
※2:一度の講習でおおよそ当連載6回分の執筆ができる。書ける分だけ書く形で進行しているため、書き始めて終わりが見えてくるまでは一連のシリーズがいつ終わるかが読めず、次の講習も申し込みにくい。
未経験の不安を解消
ようやく今年7月に受講できそうなめどが立ち、今年に入ってから本格的に調整を始めた。
当初は初歩的な「協働ロボットCRX基本コース」を受講する予定だったが、先方の計らいで応用的な内容も含む「同 基本・活用コース」の受講が決まった。
大変ありがたい一方、「産業用ロボットに触れたことも、生産現場での経験もないのに大丈夫か」との不安な気持ちもよぎった。
相談すると「産業用ロボットの操作を初めて経験する人が半分以上なので、安心してください」との言葉をもらい、決心がついた。
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