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2026.10.20
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[注目製品PickUp! vol.100]「手軽な自動化」を実現!/SUS「GFコンベヤ薄型」

アルミ構造材を手掛けるSUS(静岡市駿河区、石田琢志社長)は今年4月、無人搬送車(AGV)や自律走行型搬送ロボット(AMR)などに搭載できるコンベヤー「GFコンベヤ薄型」を発売した。コンベヤー本体にモーターを格納して薄型化したことで、用途に合わせて柔軟に自動化設備を構築できるのが特徴だ。同社が掲げる「Lite Automation(ライトオートメーション=手軽な自動化)」を象徴する製品として、低コストで手軽に始められる自動化のニーズに応える。

(平川一理:ロボットダイジェスト編集部)

業界最薄級の33.4mmを実現

 アルミ構造材メーカーの SUSはファクトリーオートメーション(FA=工場自動化)や物流、建築向けにソリューションを展開する。FA事業ではラックやシューター(物を自重で滑らせる装置)などの構築に使えるアルミフレームを手掛ける。制御機器やソフトウエアも自社開発しており、構造材から制御システムまでトータルで提案できるのが強みだ。

 今年4月に発売した「GFコンベヤ薄型」は業界最薄級の厚さ33.4mmを実現したフルフラット形状のコンベヤー。ベルト幅が390㎜、長さが700㎜。可搬質量は20㎏で、販売価格は税抜き19万8000円だ。

GFコンベヤ薄型はモーターを本体に格納する新設計を採用し、従来製品と比べて薄型化を実現

 GFコンベヤ薄型はレンチ1本で簡単に組み立てられるアルミパイプ構造材「GFシリーズ」をベースに設計した。GFシリーズの特徴であるパイプ側面の突起(凸形状)に、対象物(ワーク)を検出するセンサーや、ずれを補正するガイドなどの各種パーツを取り付けられる。

 自動車産業の生産現場を中心に、動力を使わずにワークを搬送する「からくり装置」へのニーズがあり、GFシリーズが多く導入されているという。GFコンベヤ薄型はこうしたからくり装置を部分的に電動化できる他、AGVやAMRに搭載すれば工程間搬送の自動化にも幅広く活用できる。

 Snets開発グループXA開発チームの佐々木和宏さんは「GFコンベヤ薄型はGFシリーズで構築したからくり装置や設備と簡単に接続できるのが特徴。突起(凸形状)の形が共通するため、GFシリーズに対応するパーツをそのまま付けられる」と話す。

GFシリーズに共通するパイプ側面の突起(凸形状)で、さまざまなパーツを取り付けられる

 薄型化を実現するために、モーターをコンベヤー内部に格納する新設計を採用した。これで、モーターが外付けされていた従来モデル「GFコンベヤ」と比べて厚みを大幅に抑制し、連携先の装置と高さを合わせるための調整が最小限で済むようになった。

 佐々木さんは「小型かつ高出力のモーターを選定したことで、可搬質量20㎏という十分な搬送能力を確保した。また、モーターの回転をローラーに伝達する機構は、ベルトの隙間から見える位置に配置すると見た目を損なったり、物が巻き込まれたりする可能性があった。そのため、なるべく本体の内側にコンパクトに納めなければならず、チームで意見を出し合いながら設計に落とし込んだ」と明かす。

 GFコンベヤ薄型には基本的な動作パターンをあらかじめ設定した専用コントローラーが標準で付く。搬送速度は1秒間に最大100mmで、スピードを99段階で調節できる。コントローラーに電源とスイッチをつなげるだけで、複雑な設定やプログラミングなしですぐにコンベヤーを動かせるのが特徴だ。
 佐々木さんは「コントローラーのボタン一つで簡単に速度を変更できるため、作業のペースに合わせて微調整しやすい。電気の専門知識がなくても誰でも簡単に動かせるというのが開発コンセプト」と説明する。

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