「高度な技術を使いやすく」、新製品を多数発表/ファナック
ファナックは4月、山梨県忍野村の本社で「新商品発表展示会」を開いた。溶接ロボットや協働ロボットなどの新製品を発表した。最終日は真冬のような寒さになり季節外れの雪に見舞われるなど、天候には恵まれなかったが、会場は大くの人でにぎわった。「高度な技術をいかに使いやすくするか、という視点で商品化した」と山口賢治社長兼最高経営責任者(CEO)は話す。
簡単ロボットパッケージに放電加工機用を追加
今回の新商品発表展示会では、工作機械用の制御装置やサーボモーターなどの「FA事業」、工作機械などの「ロボマシン事業」、産業用ロボットの「ロボット事業」の各分野の新製品・新技術を発表した。
山口社長は「今回重視したのは使いやすさ。高度な技術をいかに使いやすくするか、という視点で商品化した」と話す。「われわれは技術者集団なので、どうしても最高性能だとか、今までできなかったことに挑戦しがち。それはそれで大事なのだが、歴史をひもといてみても、使いやすい商品でなければ、なかなか普及には至らない」(山口社長)。
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