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板金向けに2種類のパッケージシステムを開発/スギノマシン

産業機械メーカーのスギノマシン(富山県滑川市、杉野良暁社長)は板金加工の現場向けに「溶接ロボットシステム」と「カエリ取りシステム」を開発し、今年7月から受注を開始した。両方ともパッケージ仕様のロボットシステムで、ティーチング(動作を覚えさせること)に手間をかけることなく溶接作業やバリ取り作業を自動化できるのが特徴だ。同社は産業用ロボットと自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024」に出展し、両システムを披露した。

[ショールーム探訪 vol.25]「分かりやすい展示」をコンセプトに/疋田産業「金沢ロボットセンター」

ロボットダイジェストの記者が読者に代わってショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。25回目は、工作機械やFA(ファクトリーオートメーション、工場の自動化)機器などを取り扱う専門商社の疋田産業(石川県白山市、疋田弘一社長)が金沢市に開所した「金沢ロボットセンター」を訪ねた。「分かりやすい展示」をコンセプトに、ショールームには複数のメーカーの多関節ロボットを7台設置。ロボット導入に関心のある地元北陸の企業などが気軽に立ち寄り、ロボット関連の情報を収集できる施設だ。

[注目製品PickUp! vol.68]タイ製AMRを日本で販売、搬送のトータル提案を強化/大同工業「DK MATRIX AMRシリーズ」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」。第68回は、チェーンメーカーの大同工業が昨年から国内販売を開始した自律走行型搬送ロボット(AMR)「DK MATRIX(マトリックス) AMRシリーズ」を取り上げる。タイのグループ会社が開発したタイ製のAMRで、日本製や欧州製のAMRと比較して価格競争力が高いのが特徴だ。大同工業はAMRのさらなる付加価値向上を図るため、コンベヤーなどの他の自社製品と組み合わせた搬送関連のトータルソリューション提案も強化する。

[ショールーム探訪Vol.23]専門メーカーならではの提案の場に/パナソニック コネクト「プロセスエンジニアリングセンター」

パナソニックグループで事業者向けのソリューションサービスを担うパナソニック コネクト(東京都中央区、樋口泰行プレジデント兼最高経営責任者<CEO>)は、溶接ロボットシステム製品の提案や顧客の課題解決の場として「プロセスエンジニアリングセンター(PEC)」を設ける。「さまざまな溶接に対応する工法や溶接条件を開発し、機器にフィードバックすることで、溶接機器メーカーとしての特徴を出すことに注力をしてきた」と熱加工システム総括部業界マーケティング部プロセスエンジニアリング課の佐藤公哉マネージャーはいう。PECでは溶接機器に特化したメーカーならではの提案が見られる。

[注目製品PickUp! vol.67]人と協働ロボットのコミュニケーションが可能に/ARMA「UI付き電動グリッパー」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」。第67回は、協働ロボット用エンドエフェクターメーカーのARMA(アルマ、岐阜県各務原市、古田貴士社長)が開発したユーザーインターフェース(UI、機器やソフトウエアの操作画面)付き電動グリッパーを紹介する。電動グリッパーにタッチパネルを搭載したのが最大の特徴だ。人と協働ロボットのコミュニケーションが可能になり、より協働作業がしやすくなる。

[直前特集RTJ2024 vol.7]導入ハードル下げる提案多く/マシンテンディング

製造業では広範にわたり自動化が進むが、金属加工業では産業用ロボットや協働ロボットを使用して、被加工材(ワーク)を機械に積み降ろすマシンテンディングが一つのトレンドだ。ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024には工作機械メーカーも出展し、主にマシンテンディングの提案に力を入れる。従来は人手に頼る工程だけに、自動化、ロボット化へのシフトは容易には進まない。導入を難しく感じるユーザーに、いかに簡単で有意義かを強く訴求する必要がある。

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