123億円を調達し、欧米での事業展開など加速/Mujin
知能ロボットを中核に産業オートメーション事業を手掛けるMujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者<CEO>)は9月5日、「シリーズCラウンド」で総額123億円の資金調達を実施したと発表した。これにより同社の累計調達額は205億円となった。
シリーズCラウンドは一般的に、既に安定した収益構造を構築しているベンチャー企業が、さらなる発展に向けて資金調達する段階を指す。SBIインベストメントをリード投資家として、ペガサス・テック・ベンチャーズ、アクセンチュア、ジェームズ・カフナー博士(ウーブン・バイ・トヨタCEO)、7インダストリーズホールディングスが投資した。ジェームズ・カフナー博士は同社のアドバイザーにも就任する。
同社は今後、「Mujinコントローラ」など既存製品のさらなる高度化や新製品の開発、トータルソリューションをワンストップで提供する体制の強化などを図る。また、2019年の中国に続いて21年に進出した米国事業が好調で、今回の調達により欧州にも本格進出し、欧米事業の拡大を図る。
滝野CEOは「米国での好調な事業成長を背景に、ここからさらに技術革新と世界展開を加速させるため、今回9年ぶりとなるエクイティ(株主資本)調達を実施した。今回参画していただいた志を同じくするグローバルトップの投資家・企業とタッグを組むことで『世界で勝てる会社』に大成長していく」とのコメントを発表した。
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