2025.06.10
★お気に入り登録

国際ロボット展など市場拡大に取り組む/日本ロボット工業会

 日本ロボット工業会は5月30日、都内ホテルで通常総会を開催した。

 総会後の懇親会では、橋本康彦会長(川崎重工業社長兼最高経営責任者)が「今年度も引き続き、市場拡大に向けた取り組み、イノベーションの加速、国際標準化の推進、国際協調・協力の推進を重点に、業界の活性化をさらに進めていく」とあいさつした。

 市場拡大に向けた取り組みとしては、12月3日(水)〜12月6日に世界最大規模のロボット専門展「2025国際ロボット展」を開催する。「会場である東京ビッグサイトの工事のため規模を縮小せざるを得ないが、前回を上回る申し込みをいただいており、前回以上の盛り上がりが期待できると思っている。技術情報の発信と、さまざまな分野でのロボットの利用拡大を喚起し、ロボット産業のさらなる発展につなげたい」と意気込みを述べた。

「人手不足の解消だけがロボットの価値ではない」と話す小川昌寛副会長

  乾杯の発声は小川昌寛副会長(安川電機社長)が行い、乾杯に先立って「人手不足という『ネガティブなことの解消』のためだけにロボットを発展させるわけではない。その先にある価値を提供し、社会をより良くすることにわれわれの技術が貢献できると確信している。そのためにオールジャパンで取り組み、がんばりましょう」と呼びかけた。

 

来賓としてあいさつした経済産業省の伊吹英明製造産業局長
懇親会の会場では正会員の従業員功労表彰も併せて実施した                 

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

★お気に入り登録

BASIC KNOWLEDGE