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2026.06.17
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[ロボットが活躍する現場 vol.60]自動化システムの自作でノウハウを守る/セトウチパッケージ

セトウチパッケージ(岡山市南区、張田和成会長)は紙パッケージの製造工程の一部の自動化を実現した。同社が手掛けるパッケージはキャラクターをかたどった形状や円柱形状など特殊な形状のため、真四角の箱とは製造のノウハウが大きく異なる。ノウハウを自社だけで持ち続けられるよう、自動化システムを自作する道を選んだ。

斉藤拓哉:ロボットダイジェスト編集部)

不良率や検品の手間を削減

セトウチパッケージは特殊な形状や仕様のパッケージを製造する

 セトウチパッケージは化粧品や土産用の菓子などを梱包する商品パッケージを製造する。磁石でふたを留めるものや多角形のもの、キャラクターをかたどったものなど特殊な形状や仕様のパッケージが大半を占める。

 スカラロボットを使い、そうした特殊パッケージの製造過程の一部を自動化した。

スカラロボットでパッケージの装飾用の紙と台紙の貼り付けを自動化した

 装飾用の紙をパッケージの台紙である厚紙に貼り付ける作業を自動化した。作業の流れはコンベヤーで流れてくる装飾用の紙の上の動きをビジョンセンサーでトラッキングし、水性接着剤でのり付けされた台紙を貼り付ける。スカラロボットはトラッキング性能の高さや導入実績の多さからセイコーエプソンのものを選んだ。

 導入している自動化システムは複数あり、スカラロボット以外にも直交ロボットを使って台紙の貼り付けを自動化した例もある。

スカラロボットの他に、直交ロボットを使って自動化した事例もある(提供)

 手作業で台紙を貼り付けると慣れた作業者であっても位置のずれが起きてしまう。自動化で品質のムラを大きく抑え、不良率を下げることに成功した。
 また、不良率が下がったことで、検品にかかる時間が短くなった。「検品は良品と不良品の違いを見極められる熟練者でないと務まらなかったため、時間を短縮できたことで現場にかかる負担を抑えられる」と張田会長は話す。

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