2025.11.24
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新仕様・新機能を発表、「要望1位」をついに実装/オートストアシステム

 ノルウェーに本社を置くオートストアの日本法人、AutoStore System(オートストアシステム、東京都中央区、安高真之バイスプレジデントジャパン)は11月7日、ロボット自動倉庫システム「オートストア」の新仕様や新機能を複数開発したと発表した。

 その一つがケース(箱)単位で入出庫できる「オートケース」。従来はダンボール箱で入荷した物もオートストア専用ビン(容器)に移し替える必要があったが、ダンボール箱をそのまま格納でき、フタの開いた箱も扱える。オートケース専用のトレー状のビンや専用入出荷ポートを使用する。

 また、これまでは一つのシステム内で一つのサイズのビンしか扱えなかったが、一つのシステム内で複数サイズのビンを扱えるようにした。この「フレックスビン」機能はハードウエアの変更ではなく、ソフトウエアの改修だけで実現した。

 その他、冷凍保管対応のシステムを発売し、ビンから商品をロボットアームで取り出すオプションの機能強化なども図った。

 「オートストアは保管効率の高さには定評がある一方、ケース対応できないことが弱点と言われてきたが、オートケースでこれを克服した。またフレックスビンはユーザーからの改善要望の圧倒的1位を形にしたもの。今回これらを開発できた意味は大きく、これを起爆剤に販売拡大を図りたい」と安高バイスプレジデントジャパン(=写真)は話す。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

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