2026.05.27
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[直前特集RTJ2026 vol.1] 過去最大規模で6月11日から

6月11日~13日の3日間、愛知県常滑市の展示場「アイチ・スカイ・エキスポ(愛知県国際展示場)」でロボットや自動化システムの専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)2026」が開かれる。出展者数は272社・団体、小間数は1378小間(5月12日時点)。ロボット分野では今年度最大級かつ中部圏最大級の展示会だ。製造業の集積地である愛知県で、出展各社の最新のソリューションが一堂に披露される。

(曽根勇也:ロボットダイジェスト編集デスク

物流向けもヒト型も

前回のRTJ2024は3日間合計で4万6405人の来場者を集めた

 RTJは2年に一度、西暦偶数年に開かれる展示会だ。2022年に初開催され、24年展、そして今回展と、毎回規模を拡大してきた。ロボットダイジェストを運営するニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、八角秀社長)が主催する。西暦奇数年に開くメカトロテックジャパン(MECT)と同様に、共催には愛知県機械工具商業協同組合(愛機工、理事長・高田研至井高社長)が名前を連ねる。

 開催地は製造業の集積地である愛知県。昨年8月に経済産業省が発表した「2024年経済構造実態調査二次集計結果<製造業事業所調査>」によると同県の「製造品出荷額等」は約58兆円で、日本全体の15.5%を占める。県別順位では圧倒的な1位を誇り、2位も隣県の静岡県が占めるなど、中部地方には製造業が集積していることが分かる。愛知県や中部地方にはロボットが使われる現場が多く、RTJは「現場に近い」ことが特徴の展示会といえるだろう。そのため、現場の課題解決にすぐに役立つ実用的なシステムが多く展示される見通しだ。

前回好評だった「産業用ロボット体験ゾーン」は今回も実施する

 出展者による展示だけでなく、主催企画展示として各種ゲームなどを通してロボットの操作を体験できる「産業用ロボット体験ゾーン」を設置。会場内メインステージでは会期初日にはファナックダイフクボーイングジャパン(東京都港区、エリック・ジョン社長)による基調講演が開かれ、2日目には愛知県日本ロボットシステムインテグレータ協会(会長・久保田和雄三明機工社長)によるイベント、3日目にはトヨタ自動車カワダロボティクス(東京都台東区、白間直人社長)によるヒューマノイドロボットがテーマの特別セミナーが実施される。

 主催のニュースダイジェスト社の八角社長は「人工知能(AI)技術の進展やヒューマノイドの開発の加速などを背景に、ロボットの活用方法は今後さらに広がる。RTJをきっかけにロボットを使った自動化がより一層進むことを期待する」と話す。

刮目して見よ

 本特集では、まずファナックの山口賢治社長兼最高経営責任者と、安川電機の岡久学上席執行役員ロボット事業部長のインタビューをそれぞれ掲載する。両社とも昨年12月に都内で開かれた「2025国際ロボット展(iREX2025)」で発表した最新システムを多数披露するが、それだけでなくそこからさらに一歩進化したソリューションも展示予定だ。

 続いて、ダイヘンABB Robotics Japan(ABBロボティクスジャパン、東京都港区、浅利貴社長)などのロボットメーカーの展示情報を開催に先立って紹介する。ロボット単体ではなく、他の機器やAIと組み合わせた高度な提案が見どころだ。また、主催・共催がMECTと同じであるため工作機械関連の自動化システムも多く、シチズンマシナリー(長野県御代田町、伊奈秀雄社長)など工作機械メーカーの提案も取り上げる。ロボットの多様な使い方を実現させる上でのカギとなる各種周辺機器も多数紹介する。

 また、中部地方のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を代表して中部地域SIer連携会の瀬川裕史会長にも話を聞いた。「RTJは新たな分野の顧客を開拓する絶好のチャンス」と語る。

会場速報の公開は6月8日から

 「男子三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」との言葉がある。日々努力する人は、短期間でも見違えるほど成長するから、次に会う時は以前と同じと思わずにしっかり見るべきとの意味だ。まさにロボットが今、この状況だろう。ロボット産業ではロボットメーカーも周辺機器メーカーも商社もSIerも、日々工夫を凝らし技術開発を積み重ねてソリューションを進化させている。一見すると過去に見たことがある展示システムでも、話を聞くと中身が進化していることも多い。昨年12月にiREXが開かれ、ロボット産業のその時点での最先端が示された。あれから半年、この期間にも技術はさらに進歩しているため、iREXの来場者であってもRTJは決して見逃せない。iREXを見ていないのであれば、なおさらRTJは必見だ。せっかく「ロボットの技術開発の黄金期」にいるのだから、ぜひ多くの人に直接会場でロボット産業の熱気を感じてほしい。

 

〇直前特集 ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2026:記事一覧

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