2025.06.17
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協働ロボットと併せてケーブル保護管をアピール/ABB

 スイスの大手ロボットメーカーのABB(日本法人=東京都品川区、ロイック・ペコンドン‐ラクロワ社長)は5月28日、都内本社で「ロボティクスワークショップ2025」を開催した。

Gofaを紹介した菅井康介インダストリー事業部長

 ロボットの商社やシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)、ユーザーなどに協働ロボット「GoFa(ゴーファ)」を紹介した。「ABBのロボットは加減速制御に優れるためタクトタイムを短縮でき、動作の軌跡精度も高い。協働ロボットのGoFaもこうした特徴を備えている」とロボティクス&ディスクリート・オートメーション事業本部の菅井康介インダストリー事業部長は同製品の強みを紹介した。

「コボキットはキット化しているので取り付けやすい」と話す青坂由人インストレーションプロダクト事業部長

 また、GoFaと併せてロボットアームに沿わせる配線などをまとめて保護するコルゲートチューブ(ケーブル保護管)の新製品「CobotKit(コボキット)」もアピールした。ケーブル保護管と固定用器具がセットになった商品で、協働ロボット用で他社製のロボットにも取り付けられる。ケーブル保護管は色違いの3層構造のため、摩耗状態を色で簡単に判断できる。

 「ABBグループはロボットと電設資材の両方を製造しており、トータル提案が可能。コボキットはロボット1台分に必要な物をキット化しているので、誰でも簡単に取り付けられる」とエレクトリフィケーション事業本部の青坂由人インストレーションプロダクト事業部長は話す。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

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