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2020.03.18

イベント

ユニークな自動倉庫や柔軟に使える搬送ロボット【その1】/国際物流総合展

自動倉庫の外部まで走行

アルファボットの走行ロボット

 村田機械(京都市伏見区、村田大介社長)は、特徴的な自動倉庫システム「ALPHABOT(アルファボット)」をアピールした。同社が19年に戦略的パートナーシップ契約を結んだ米国アラートイノベーションのシステムだ。

 自動倉庫の内部を走行するロボット「BOT(ボット)」が、棚から商品コンテナを取り出し、そのまま外部のピッキングステーションまで搬送する。作業者がボットのコンテナから商品をピッキングすると、再び自動倉庫内に戻り、商品コンテナを棚に再格納する。
 つまり、自動倉庫の中でコンテナを出し入れする走行ロボットがそのまま、AGVのようにピッキングステーションまでの搬送を担う。
 「米国のスーパーマーケットのウォールマートなどには既に導入されているシステムで、常温だけでなく冷蔵や冷凍の区画も作れ、全て同じボットで出し入れできる」と担当者は話す。

 また、18年に開発したAGV「Premex XIO(プレメックス ジオ)」も3台展示した。
 同製品の最大可搬質量である「1t」と書いた箱を載せたパレット(荷物を積む荷役台)や、ピッキング用の荷物を入れた棚を持ち上げて運ぶ動作を実演した。
 

――その2に続く
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)




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