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2022.12.23

新社長に小川昌寛専務が昇格/安川電機

 安川電機は12月23日、次期社長にロボット事業部長の小川昌寛代表取締役専務執行役員が内定したと発表した。就任予定日は2023年3月1日。小笠原浩会長兼社長は、代表権のある会長に専念する。
 小川新社長は、従来小笠原会長兼社長が兼任してきた人づくり推進担当、ICT戦略担当も引き継ぎ、新たに技術開発本部長も兼任する。

 小笠原会長兼社長は「創業101年目の2016年に就任してから、7年間が経過した。来年から新たな中期経営計画が始まる良い区切りで、私も67歳となり若返りを図ることが会社にとってベストだと決断した。小川新社長は共に仕事をする中で共感するところも多く、今会社が向いている方向にリードする力が一番あったことが選んだ決め手」と話す。

 小川新社長は「責務の重さをひしひしと感じている。安川電機の『次なる100年』を目指す上での基本は小笠原会長兼社長が築いてくれた。成長の基礎は既にあり、その中身をいかに進歩させ、成長を実行に移せていけるかが重要になる。世界情勢や社会情勢が変わり、お客様も変わっていく。この変化の激しい世の中に対し追従性を持ちながら、ますます成長を遂げていけるように新しい施策や方策を打っていきたい」と方針を語った。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

小川昌寛(おがわ・まさひろ)
1987年九州芸術工科大学(現九州大学)工学部卒、安川電機製作所(現安川電機)入社。2004年ロボティクスオートメーション事業企画部長、06年ロボット事業部ロボット工場開発部長、07年新規ロボット事業推進部長、09年新規ロボット事業統括部長、10年ロボット技術部長。10年米国安川米州統括。12年執行役員、16年ロボット事業部長、19年取締役、20年常務、22年代表取締役専務。北九州市出身、1964年生まれの58歳。

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