生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

2023.04.12

売上収益も利益も過去最高、2023年2月期決算/安川電機

北九州本社と東京支社を中継で結び、2カ所で決算を発表した

 安川電機は4月7日、2023年2月期(22年3月~23年2月)の決算を発表した。
 国際財務報告基準(IFRS)を適用しており、売上高に当たる売り上げ収益は前年同期比16.0%増の5559億5500万円、営業利益は同29.2%増の683億100万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は35.0%増の517億8300万円となった。売上収益、営業利益、親会社の所有者に帰属する当期利益のいずれも過去最高を更新した。

 特にロボット事業が好調で、同事業の売上収益は前年同期比25.3%増の2238億2900万円、営業損益は同51.5%増の261億2600万円だった。
 小川昌寛社長は「主要市場である自動車においてグローバルでEV(電気自動車)化が加速し、リチウムイオン電池関連の設備投資を拡大する動きが継続した」と好調の理由を述べた。

 2024年2月期の通期見通しも発表しており、売上収益は前年同期比4.3%増の5800億円、営業利益は同2.5%増の700億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同0.9%減の513億円と見通す。「市況はまだら模様で、全てが晴天とは言えない。受注残をしっかりとこなすとともに、いろいろな課題と向き合いながらさまざまな施策を実行に移していきたい」と小川社長は考えを述べた。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)




関連記事:マスク外し、新社長とともに入社式/安川電機
関連記事:[活躍するロボジョvol.15]アニメ好きが高じて設計の道へ/安川電機 青島知美さん
関連記事:新社長に小川昌寛専務が昇格/安川電機

TOP