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2020.06.10

協働ロボを使ったシステムで検温を自動化/川崎重工業

duAro2による自動検温システム

 新型コロナウイルスの感染拡大を機に、ロボットを使用する場面がますます増えている。
 川崎重工業は、6月2日に営業を再開した神戸市中央区の企業ミュージアム「カワサキワールド」に、自社の協働型の双腕スカラロボット「duAro(デュアロ)2」を使った自動検温システムを設置した。来場者への検温を自動化し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ。

体温が規定以下の場合だけバーを開く

 ロボットの右手には非接触型の温度センサーを取り付け、左手には開閉バーを持たせた。
 来場者がセンサーに額を近づけ、測定開始センサーの上に手を近づけると、検温を開始する。体温が規定以下の場合は開閉バーが開き、体温が規定以上の場合は係員を呼ぶ仕組みだ。
 人と接触せずに検温ができ、新型コロナウイルスの感染防止に寄与する。

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