アストーの教育用ロボット販売に向け検討を開始/川崎重工業
川崎重工業は9月30日、ポーランドのASTOR(アストー)が開発した教育用ロボット「astorino(アストリーノ)」の販売に向け検討する覚書をかわし、大阪市内のホテルで署名式を開いた。署名式には川崎重工の坂東賢二精密機械・ロボットカンパニーロボットディビジョン長とアストーのヤロスワフ・グラセル社長、アンドレッツィ・ガルバッキ副社長が参加し、覚書に署名した。今後、販売の具体的な条件や販路などについて検討を進める。
アストリーノは教育用途として安全を確保し周囲の機械などを壊さないよう、可搬質量や動作速度は抑えられ、協働ロボットではないもののドイツのTUV(テュフ)の安全認証を得ており、柵は不要となっている。性能は限定的だが6軸垂直多関節ロボットに欠かせない構造を一通り備え、プログラミング言語は川崎重工のロボットと共通。また、部品が破損しても3Dプリンターで部品を出力できる。学生や初心者が失敗や実験を通して実践的なスキルを学べる。坂東ディビジョン長は「ロボット教育の面でポーランドは非常に先進的。日本でアストリーノを販売し、ロボット教育に役立てたい」と話した。
(ロボットダイジェスト編集部 松川裕希)
同じ企業の記事
>>[注目製品PickUp!vol.15]シンプルなシステムで導入しやすく【前編】/川崎重工業「duAro」
>>[注目製品PickUp!vol.15]シンプルなシステムで導入しやすく【後編】/川崎重工業「duAro」
>>協働ロボを使ったシステムで検温を自動化/川崎重工業
>>AIベンチャーの米OSAROと提携/川崎重工業
>>[人事] 橋本康彦氏が社長に昇格/川崎重工業
>>ロボットによるPCR検査システムを公開/川崎重工業
>>ビジョン2030を発表、ロボットが発展支える/川崎重工業
>>[注目製品PickUp!vol.33]重労働の研削作業を遠隔操縦ロボットで【前編】/川崎重工業「Successor-G」
>>[注目製品PickUp!vol.33]重労働の研削作業を遠隔操縦ロボットで【後編】/川崎重工業「Successor-G」
>>防じん、防水性能を備えた小型汎用ロボットを発売/川崎重工業
>>関西国際空港に自動PCR検査ロボットシステムを設置/川崎重工業
>>ビジョン2030、新たなロボ事業を6000億円に/川崎重工業
>>周辺機器の認証で接続をスムーズに/川崎重工業
>>ロボット検査システムで無料PCR検査サービスを開始/川崎重工業
>>1時間当たり最大600個、デバンニングロボット「Vambo」発売/川崎重工業
>>愛知県でロボットPCR検査を開始/川崎重工業
>>[国際ロボット展 特別リポートvol.8]物流業務向けに注力/川崎重工業
>>物流分野向けにデパレタイズの自動化ソリューションを発売/川崎重工業
>>大型汎用ロボット「MXPシリーズ」を発売、動作性能など向上/川崎重工業
>>物流業界向けの内覧会でデバンニングロボをPR/川崎重工業
>>[活躍するロボジョvol.23]品質評価で性能向上に貢献する/川崎重工業 近藤千恵さん
>>変化に対応できる組織に/川崎重工業 坂東賢二ロボットディビジョン長
>>物流業界向け内覧会でデバンニングロボットの高速化をアピール/川崎重工業
>>産業用ロボットのプログラミング支援ソフトを発売/川崎重工業

