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双腕ロボット

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[2023国際ロボット展リポートvol.23]実用性高まるヒト型ロボット/カワダロボティクス、アールティ、TechShare

ヒト型ロボットは大きな注目を集めている分野の一つだ。産業用ロボットとして提案するメーカーは多岐にわたるアプリケーションを披露し、実用性の高さをアピールする。一方、ヒト型ロボットを研究用途に提案する企業もあり、価格競争力の高さなどを武器に攻勢をかける。vol.23ではヒト型ロボットの各社の展示を紹介する。

[ロボットが活躍する現場vol.31]ロボット導入で社会課題の解決へ大きな一歩/南山城学園

障がいのある人を支援する施設を運営する南山城学園(京都府城陽市、磯彰格理事長)は昨年9月、就労支援施設「魁(さきがけ)」に、双腕ロボットを使った基板のはんだ付けの自動化システムを導入した。「ロボットを使えば品質の安定化が図れる。質の高い製品をそれに見合う金額で販売することで、就労支援施設の労働者の賃金向上につなげたい」と赤塚信隆施設長は語る。

[2023国際ロボット展リポートvol.6]AIやラボ自動化など、29のデモシステムに注目集まる/デンソーウェーブ

80小間の展示エリアに29ものデモシステムを出展し、4年ぶりに国際ロボット展(iREX)に臨んだデンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)。新型の協働ロボットや人工知能(AI)技術を活用したデモシステムに加え、同社が近年力を入れているラボラトリーオートメーション関連のデモシステムなども提案し、大きな注目を集めた。

[ショールーム探訪vol.19]SIerがSIerを育てる/五誠機械産業「九州ロボットセンター」

五誠機械産業(佐賀市、川島晃会長)は、「九州ロボットセンター」を運営する。ショールーム機能に加えて、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の教育施設としても使われるのが大きな特徴だ。小松直博センター長は「リーマンショックによる不況を機に日本の技術者の海外流出が増加した。外部発注などで生産技術部門は縮小し、日本の技術力が下がったように感じる。SIerの技術力向上に少しでも貢献できれば」と語る。

3社合同展で、移動双腕ロボが自ら充電/THK、SMC、ハーモニック・ドライブ・システムズ

THKとSMC、ハーモニック・ドライブ・システムズの要素機器メーカー3社が8月31日と9月1日、東京都内で「3社合同メカトロニクスショー」を開催した。産業機械メーカーの開発部門や大手メーカーの生産技術部門など1000人超が来場した。3社の製品や技術を生かした搬送ロボットのデモ機などが来場者の目を引いた。

AI×双腕ロボットで粉をはかる作業を自動化/エクサウィザーズ、カワダロボティクス

エクサウィザーズ(東京都港区、石山洸社長)とカワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)は11月21日、粉体秤量システム「exa Base(エクサベース)ロボティクス for NEXTAGE(フォー・ネクステージ)」を共同開発したと発表した。2本のアームで瓶のフタを開ける作業なども効率的にこなし、人と同等程度の作業速度を実現する。「さらさらの粉体から、きな粉のような固まりやすい物まで幅広く扱える」とエクサウィザーズRobot企画部の直野廉ビジネスディベロップメントリードは言う。

[ロボットが活躍する現場 vol.22]難易度の高い自動化で得たノウハウと自信/シチズンマシナリー

小型の自動旋盤メーカーのシチズンマシナリー(長野県御代田町、中島圭一社長)は2018年から、積極的な自動化投資を進めている。工作機械を使った金属加工の前後工程で被削物(ワーク)を搬送する用途では、1990年代から産業用ロボットやガントリーローダーなどを使ってきた。この4年は難易度の高い組み立て作業や検査工程の自動化にも挑む。中島圭一社長は「社内の自動化で得た自信を、顧客にも還元したい」と話す。

新型NEXTAGEの研究機関向けを発売/カワダロボティクス

カワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)は9月1日、研究用の人型ロボット「NEXTAGE Fillie OPEN(ネクステージ・フィリー・オープン)を発売したと発表した。今年3月に発売した「ネクステージフィリー」を、大学・研究機関向けにした製品だ。ネクステージフィリーは「コンパクトサイズ」「コストパフォーマンス」「親しみやすいデザイン」の3つを重視して開発した人型ロボット。今回発売した研究用途バージョンでは、大学などで使われるオープンソースのロボット用ミドルウエア(ROS)に対応した。

[ロボットが活躍する現場vol.20]実証実験スタート、箱交換に協働ロボを/三琇プレシジョン

産業用ロボットを導入した現場を紹介する連載企画「ロボットが活躍する現場」も20回目を迎えた。今回は、精密樹脂部品の射出成形を担う三琇(さんしゅう)プレシジョン(愛知県高浜市、岡本巌社長)を取り上げる。協働ロボットをいち早く導入し、さまざまな工程で検証しながら自社の生産現場に合った活用方法を探ってきた。模索を続けた末、成形品を入れる箱の交換作業に協働ロボットを適用できると考え、半年ほど前に実証実験を始めた。

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