内覧会で物流自動化のトータル提案力を訴求/MUJIN
MUJIN(東京都江東区、滝野一征最高経営責任者<CEO>)は7月28日から30日の3日間、本社併設の「MUJINロボットセンター」で内覧会を開いた。密集を防ぐため来場者を絞り、事前予約制で時間をずらして招待し、3日間合計で76社247人が来場した。
複数種類に自動で対応
二つ目が、積まれたプラスチック製ケースを一つ一つ取っていく「段ばらしシステム」だ。 右写真のようにケースを詰めて積み上げると、ケースとケースの間にロボットハンド先端の爪が入る隙間がなく、ケースを両側から挟むように持ち上げることができない。 そこでL字型のロボットハンドを独自開発。ケースを両側から挟むのではなく、手前と左側など2面の側壁をつかむことで、ケースを把持する。 ハンドに付いたカメラでケースの大きさを認識し、つかむ位置などを自動調整することで、さまざまなサイズのケースに1つのハンドで対応する。内覧会では、サイズの異なる3種類のケースをつかみ分けるデモを披露した。