導入検討の最初の一歩が“超”手軽に/ユニバーサルロボット
即座に3次元アニメーションに
一通り選び終わった後「結果を表示する」を押すと、即座にロボットシステムの3次元アニメーションが表示された。もちろん、導入したい現場の現在のレイアウトなどは考慮されていないが、どんなシステムになるのかを大ざっぱにはイメージできる。 「ロボットシステムの3次元アニメーションがあれば、社内の決裁者とのイメージ共有などが容易になる。当社にご連絡いただければ、地域の販売代理店やシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介することもできるので、アプリケーションビルダー上で構築したロボットシステムを実際に導入することもできる」(西部さん)。
基本となる動作プログラムまで提供
名前やメールアドレスを入力すれば、システム構築の手順書などもダウンロード可能だ。残念ながらこの手順書はまだ英語のみ。 驚いたのが、動作プログラムのサンプルも送られてくること。このプログラムをベースに、自社工場のレイアウトや扱う製品に合わせてカスタマイズすれば、そのまま動作プログラムとして使用できる。 動作プログラムを送ってもらうには名前やメールアドレスの入力が必要だったが、会員登録は必要なく、完全無料でアプリケーションビルダーを利用できた。技術者ではない文系出身の記者でも、確かに自分のイメージするロボットシステムをサイト上で形にできた。 ロボット導入に関心を持つ企業は多いが、「何から始めていいか分からない」との声も聞く。こうした手軽なサービスが普及すれば、「最初の一歩」のハードルを下げることにはなりそうだ。
――終わり (ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)