生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

2019.08.06

難易度の高いパイプ溶接システムの実現に貢献/ユニバーサルロボット

 デンマークに本社を置くロボットメーカー、ユニバーサルロボット(UR)は7月19日、溶接システムメーカーのARC Specialties(ARCスペシャルティーズ、米テキサス州、以下ARC)が開発したパイプ溶接システムにURの6軸協働ロボット「UR5」が採用されたと発表した。
 この溶接システムは、切り離されたパイプをつなぎ合わせる「完全溶け込みパイプ溶接」と呼ばれる工法に対応する。この工法では、パイプの間の距離などに合わせて柔軟に動作を調整する必要があり、難易度が高いためこれまでのARCのシステムでは対応していなかった。UR5とレーザースキャナー、人工知能(AI)などを駆使することで、パイプの継ぎ目に合わせた繊細な動作が可能になった。

TOP