ロボットの5大トレンドを発表/国際ロボット連盟
ドイツに本部を置く国際ロボット連盟(IFR、伊藤孝幸会長〈ファナック技監〉)は1月22日、今年のロボット業界の5大トレンドを発表した。
一つ目は「人工知能(AI)」。IFRは、AI主導でロボットシミュレーション技術が今後さらに進歩すると予想した。
二つ目は「ヒューマノイド(人型)ロボット」。自動車産業や物流倉庫業向けに単一の作業を担う人型ロボットを開発する動きが加速しているという。
三つ目は「持続可能性」。IFRは「環境対応の目標達成を後押しする要素としてロボットは中心的な役割を果たす」と分析した。
四つ目は「ロボットの新たなビジネス領域」。今後は建設現場や研究室、物流倉庫などの新規分野でロボットの需要が拡大すると期待される。
最後の五つ目は「人手不足対策としてのロボット」。ロボットの利用は製造業の人手不足の影響を大きく緩和できる。
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