2026.07.28
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信州大学内に「ロボラボ」を設立、産学連携で「新材料の作り方を作る」

信州大学は7月2日、長野県内の松本キャンパスで「ロボラボ統合無機材料開発コンソーシアム構想 産学共創セッション」を開催した。産学連携で新たな無機材料を研究するコンソーシアムの構想を多くの企業に知ってもらい、参画を促すためのイベントだ。同コンソーシアムの中心になる施設「ロボラボ」も公開され、多数のロボットが無機材料の開発実験をする様子が披露された。「『新たな材料を作る』のではなく、『新たな材料の作り方を作る』のがこのラボの役割」と中村宗一郎学長は語る。

曽根勇也:ロボットダイジェスト編集デスク

 

数十台のロボットで実験を自動化

同イベントには約140人が集まった

 このイベントでは大学側がコンソーシアムの構想を紹介すると共に、トヨタ自動車や東レエンジニアリング(東京都中央区、岩出卓社長)など同コンソーシアムに参画を予定する企業が登壇してその意義などを語った。参画を検討する企業などから約140人が集まった。

 同コンソーシアムは8月~9月に設立予定で、成立後の9月から新規参画企業を募集し、12月から新規参画企業も含めて活動を開始するコンソーシアムだ。活動の中核になる施設が「ロボラボ」で、ロボラボ内では数十台の産業用ロボットが稼働する。

「『新たな材料を作る』のではなく、『新たな材料の作り方を作る』」と話す中村宗一郎学長

 同ラボでは、材料や溶媒の粉末を混ぜて加温して結晶化させる「フラックス法」での無機材料の開発実験を自動で行う。粉末の秤量(ひょうりょう)や混合、加熱設備や分析機器へのセット、各工程への搬送などを全てロボットが担う。「『新たな材料を作る』のではなく、『新たな材料の作り方を作る』のがこのラボの役割」と中村宗一郎学長は語る。

カワダロボティクスやフレアオリジナルも参画

カワダロボティクスが新開発したNEXTAGE MOBILE

 同コンソーシアムにはロボット関連の企業も参画を表明しており、ヒト型ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」を提供するカワダロボティクスの寺崎清営業部長は「通常のネクステージの他、ロボラボには移動と昇降の機構を備えた新開発のNEXTAGE MOBILE(モバイル)も使われている。棚の下の段にある物も、上の段にある物もこのロボットなら搬送できる」と述べた。

「一緒に挑戦しましょう」と話すフレアオリジナルの田中陽一郎社長

 システムインテグレーションを担当したのは、地元長野県から同コンソーシアムに参画するフレアオリジナル(長野県坂城町、田中陽一郎社長)。同社の田中社長は「『失敗することを恐れるより何もしないことを恐れろ』が私のモットー。一緒に挑戦し、未来を作っていきましょう」と同コンソーシアムへの参画を呼びかけた。

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