
[気鋭のロボット研究者vol.20]センサーを使わずどこまでできる?【前編】/和歌山大学 土橋宏規講師
産業用ロボットの普及を妨げる要因として、導入や開発にかかる大きなコストが挙がる。和歌山大学の土橋宏規講師は、カメラや触覚センサーを必要としないロボットハンドの機構や把持(はじ)のプロセスを研究する。センサーを使わずにどこまでできるかを追求し、ロボットシステムの可能性を広げる。
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産業用ロボットの普及を妨げる要因として、導入や開発にかかる大きなコストが挙がる。和歌山大学の土橋宏規講師は、カメラや触覚センサーを必要としないロボットハンドの機構や把持(はじ)のプロセスを研究する。センサーを使わずにどこまでできるかを追求し、ロボットシステムの可能性を広げる。
システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のバイナス(愛知県稲沢市、渡辺亙社長)は8月2日、協働ロボットの検証施設「協働ロボットセレクションセンター」を開所した。センターでは、最適な協働ロボットの選定から全体のシステム構想、具体的な検証までをワンストップで提供する。センターの設立に伴い、技術商社の立花エレテックや、協働ロボットなどのレンタルサービスを手掛けるオリックス・レンテック(東京都品川区、細川展久社長)とも協業。3社連携で協働ロボットの普及促進を目指す。
鈴野製作所(神奈川県秦野市、鈴野和仁社長)は、今年の初めにテーブルが振動するタイプのロボットシステム用パーツフィーダー「SVFシリーズ」を開発した。同社は半世紀以上の歴史を持つが、ロボット関連機器を発売したのは今回が初めて。「昨年までは、半導体の二次加工や組み立てなどを手掛ける町工場だった。自社で感じていた課題を解決できる製品なら、日本の多くの製造現場でニーズがあるはず」と鈴野勇樹氏は語る。
全国のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する本連載。今回取材した技研(神奈川県綾瀬市、小清水司社長)は、研削盤周りの自動化を提案するSIerだ。岡本工作機械製作所のグループ企業として、主に岡本工作機械製の研削盤のレトロフィット事業を担う。近年高まる自動化ニーズに応え、研削盤とロボットを使ったシステム化を得意とする「研削盤SIer」として、SIer事業の外販を本格化する。レトロフィットで磨き上げた高い技術力を生かし、岡本工作機械グループの自動化提案でも重要な役割を担う。
ねじやねじ締め機などを製造する日東精工と、協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は7月16日、日東精工のねじ締めユニット「PD400URシリーズ」がUR製ロボットの公認周辺機器「UR+(プラス)」の認証を取得したと発表した。ハードウエアだけでなくソフトウエアもUR製ロボットに対応。システム構築が容易でURのティーチングペンダント(操作盤)からねじ締めユニットも操作できる。ねじ締めユニットで国内メーカーがUR+の認証を取得するのは今回が初めて。
ユアサ商事は7月、工作機械と組み合わせて使う自動化システム「Robo Combo MⅠ(ロボコンボエムワン)」を発売した。「安価で、設置も手軽。慣れればセッティングに1分もかからない」と機械エンジニアリング本部市場開発部の曽我吏司課長補佐は言う。MⅠはファナックの小型切削加工機「ロボドリル」向けだが、旋盤用などシリーズ展開の準備も進める。
6月23日~25日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイト青海展示棟でモノのインターネット(IoT)などの展示会「インダストリーフロンティア」や、機械部品などの展示会「テクノフロンティア」が開かれた。前編では、インダストリーフロンティアの会場に展示された協働ロボットシステムなどを紹介した。後編では、テクノフロンティアの会場で見つけたロボットやロボットハンドに使える要素部品を取り上げる。
6月23日~25日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイト青海展示棟でモノのインターネット(IoT)などの展示会「インダストリーフロンティア」や、機械部品などの展示会「テクノフロンティア」が開かれた。同時開催されたその他の展示会と合わせ、3日間合計で1万人以上の来場者が集まった。前編では、インダストリーフロンティアの会場で見つけた、安全柵なしで設置できる協働ロボットの新製品や新提案などを紹介する。
ASPINA(アスピナ)ブランドで事業を展開するシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)は7月1日、電動3爪ハンド「ARH350 A」の機能を拡張するオプションを発表した。「エアーアタッチメント」「平行リンク爪」「固定爪(2爪把持)」「幅広爪」「先端交換可能爪」の5種類を新たにラインアップする。
シュンク・ジャパン(東京都品川区)の社長に、星野泰宏氏が就任した。ロボット業界での経験も豊富な星野新社長に、抱負や今後の方針を聞いた。「具体的には、3つのイノベーションを起こしたい」と星野社長は語る。そのイノベーションとは――。