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2026.10.28
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米国でロボット活用の量も質も幅も広がる/IMTS2026

本格的に加工に使われ始めたロボット

 今回展では、産業用ロボットを加工の実作業に使う提案も多かった。

 AMTで技術開発を担う「エマージング・テクノロジー・センター(ETC)」は、主催者展示として「金型製作と射出成形の柔軟な製造ライン」を披露した。
 防衛向けなどに需要が高まるドローンのきょう体3種類を作り分けた。

 まず、付加製造(AM)機で金型の外形を作り、MCで仕上げ加工をする。その金型を射出成形ユニットに設置し、産業用ロボットで入れ替える。射出成形ユニットの加圧にも産業用ロボットを使った。
 担当者は「防衛向けに特徴の異なるさまざまなドローンが求められるため、生産現場は変種変量生産になりやすい。AM機や産業用ロボットとデジタル技術を駆使して、先進的な生産ラインとした」と話す。

AMTのETCが披露した「金型製作と射出成形の柔軟な製造ライン」
ドローンのきょう体3種類を作り分けた
KUKAは火花が散る派手なデモ加工を披露

 ドイツのロボットメーカー、KUKA(クカ)は鉄道のフレームをイメージした400kg級の大型鋳物のバリ取り作業を実演。産業用ロボットが加工の対象物(ワーク)を研磨機に押し当て、火花を出しながら加工した。
 担当者は「インフラ向けの大型鋳物は多品種少量生産になりやすい。専用機での対応は難しく、まだまだ作業者がグラインダーを持って仕上げている現場が多い。大型のグラインダーをロボットに持たせるより、加工前後の移動工程も考えて対象物をハンドリングする形にした」と語る。

ダノバッドは「dBOT」を米国初披露

 スペインのダノバッド(Danobat)は、グループ内のロボットメーカーが開発した加工ロボット「dBOT(dボット)」を米国初披露した。工作機械と同様のNC装置で制御し、軌道精度の高さと高剛性が特徴のロボットだ。
 担当者は「米国ではインフラ関係など大型の対象物が多いが、このロボットを直動レールに載せれば、大型の加工機がなくても対応できる」とアピールした。

川崎重工業は水上バイクのきょう体をトリミングするイメージのデモ

 川崎重工業は専用のユニットで天つりした産業用ロボットに回転工具を持たせ、水上バイクのきょう体の周囲をトリミングするイメージのデモを披露した。

 それ以外にもロボットがあるブースには多くの来場者が集まり、米国の製造企業の自動化への関心の高さがうかがえた。
 次回展は2年後の2028年9月11日〜16日に、今回展と同じシカゴ市のマコーミックプレースでの開催を予定する。

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