受注額と生産額、ともに前年を大幅に下回る/日本ロボット工業会 2023年統計
23年の受注額は前年比24.1%減の8434億円、生産額は同12.7%減の8916億円、総出荷額は同12.2%減の9226億円。受注額、生産額ともに前年を大幅に下回った。
23年は中国の市況悪化などから、ロボットの需要環境が年間を通して低調だった。半導体向けの需要が国内外で振るわなかった他、これまで需要を強くけん引してきた電子部品実装用ロボットが中国向けを中心に減少すると同時に、欧米向けの溶接用ロボットも低迷した。
また、24年の受注額と生産額の年間見通しも、新年の「ロボット関連三団体 年始会」で発表した9000億円から下方修正した。受注額は同2.0%増の8600億円、生産額は同3.5%減の8600億円を見込む。
同じ企業の記事
>>川崎重工の橋本社長が新会長に、24年受注額は8600億円からの上振れを期待/日本ロボット工業会
>>18社共同で「第2回物流DX会議」を8月23日に開催
>>産ロボ受注に復調の兆し、受注額は1~3月期比で13.7%増/日本ロボット工業会
>>7~9月の産ロボ受注額が8四半期ぶりに前年同期比増に/日本ロボット工業会
>>受注額が大幅回復、生産額は7四半期ぶりに増加/日本ロボット工業会
>>受注額、受注台数ともに3四半期連続で増加/日本ロボット工業会
>>国内出荷額が2年ぶりに増加/日本ロボット工業会 2024年統計
>>国際ロボット展など市場拡大に取り組む/日本ロボット工業会
>>産ロボ受注額、受注台数ともに4四半期連続で前年同期比増に/日本ロボット工業会