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2022.05.16

車体プリント技術でアートを表現/ABB

 スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは5月9日、2組の世界的アーティストと共同でアートカーを制作したと発表した。
 インドの8歳の抽象画家Advait Kolarkar(アドべイト・コーラカー)氏と、ドバイを拠点とするデジタルデザイン集団Illusorr(イリューサー)の作品を、ロボットで車体に印刷した。

イリューサーの作品を印刷する様子

 ロボットの先端にインクジェット式ヘッドを搭載し、印刷するように車体を塗装する「PixelPaint(ピクセルペイント)」という技術を活用。非常に複雑なアート作品を、30分もかからずに車体上に再現した。ピクセルペイントは静岡県島田市にある「ABBロボティクステクニカルセンター」で開発した技術で、米国電気電子学会(IEEE) ロボティクス・オートメーション部門と国際ロボット連盟(IFR)が共同で主催するIERA賞などを受賞している。

  • 作品を持つアドべイト・コーラカー君

  • ロボット先端にプリンターヘッドを搭載

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