2025.09.16
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ラボラトリーオートメーションで日本でも協業/ABB、メトラー・トレド

 スイスに本社を置くABBの日本法人(東京都品川区、ロイック・ペコンドン‐ラクロワ社長)と、同じくスイスに本社を置く分析機器メーカーMETTLER TOLEDO(メトラー・トレド)の日本法人(東京都台東区、フランク・マータース社長)は9月4日、協業を開始すると発表した。ABBとメトラー・トレドはグローバルでは2024年から協業関係にあり、日本市場でも今後は両社が連携し、ラボラトリーオートメーション(=研究開発業務・分析業務の自動化)を推進する。

 メトラー・トレドのソフトウエア「Lab(ラボ)X」を通して同社の各種分析機器とABBのロボットがシームレスにつながることで、さまざまな作業の自動化が可能になる。その他の具体的な協業内容は今後検討していく。

 メトラー・トレドのマータース社長(=写真右)は「両社のブランド力を生かし、産業の効率化に貢献したい」と話し、ABBロボティクス&ディスクリート・オートメーション事業本部の浅利貴事業本部長(=写真左)は「定型的な作業はロボットに任せ、人は付加価値の高い作業に注力すべき。今回の協業を通し、ラボでもロボットがより身近なものになれば」と協業の意義を語った。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

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