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2021.11.22

持続可能な包装容器の製造を自動化/ABB

 スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは11月17日、米国の包装容器メーカーのズームと持続可能な包装容器の製造を自動化する業務提携を締結したと発表した。

 ABBのロボット「IRB6700」2台を組み込んだズームの成形繊維製造セル(MFC)で、竹、小麦、わらなどの植物から包装容器を生成する。MFCは毎日最大2tの材料から最大8万個の持続可能なパッケージを製造できる。

 持続可能なパッケージは使い捨て可能なプラスチック製包装容器と比べて費用は高いが、環境保全のために置き換えのニーズが高まっている。

 ABBは今後5年間で、世界中のズームの製造拠点に最大2000台のロボットを設置する。ABBが培った自動化技術を生かして、持続可能な包装容器の大規模かつ高速な生産を目指す。

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