[実践! リスキリング:第1シリーズ]第1回:鉛筆のようにCADを使えるために
職業能力の再開発を指す「リスキリング」の重要性が叫ばれる。近年はデジタルトランスフォーメーション(DX)に順応するために、従業員にデジタルスキルの習得を促す例が多い。そんな流行に乗り、「実践! リスキリング」では、担当記者がスキルの習得に挑む。CADソフトウエアメーカーのiCAD(東京都港区、大宮豊広社長)は、CADソフトの扱い方を学ぶ「iCAD SX 集合教育」を開催している。同講座を案内するウェブサイトで「3DCADの未経験者や初心者でも安心して受講できます」との文言を目にした。iCADはロボットシステムや自動化設備の設計にもよく使われる。そこで、早速申し込んでみた。
「3Dモデルってどう作るんだ」
シミュレーション上で滑らかに動く産業用ロボットや工作機械――。
最近の取材時に目にする光景だ。そのシミュレーションや3Dモデルが直接の取材対象であっても、理解を深めるために用意いただいた間接的なものであっても、気になることがあった。
「3Dモデルってどう作るのだろう」
3DCAD(※1)ソフトを使うのは分かる。しかし、どのように、どれぐらいの手間をかけて作成されるのかは全く想像できなかった。
※1:CADはコンピュータ支援設計の略語で、コンピューター上で設計や製図をするために使用するソフト。3DCADソフトでは3次元で立体的に対象物を設計できる。
そこで、これをリスキリングのテーマに決めた。
探していると、iCADの講習「iCAD SX 集合教育」が目に留まった。同講座を案内するウェブサイトでは「3DCADの未経験者や初心者でも安心して受講できます」と紹介されている。
そこで申し込むと、快諾いただいた。さらに「改めて、製品紹介や教育を提供する狙いを紹介したい」とのこと。事前に技術部の山川博之次長を訪問した。