フォーミュラEで省エネ性能などアピール/ABB
5月17日、18日の2日間、スイスのABBが冠スポンサーを務める電気自動車(EV)レース「ABB FIAフォーミュラE世界選手権」の東京大会が開かれた。会場は東京都江東区の東京ビッグサイト周辺で、東京ビッグサイトには同レースのファンが集うファンビレッジが設けられた。 ABBはEV用充電設備などを手掛けており、同レースの充電設備も同社が提供する。ロボット事業部門が直接関わるわけではないが、ファンビレッジのABBブースにはEV用充電設備に加えてロボットも3台展示した。 展示の目玉は協働ロボット「GoFa(ゴーファ)」で、充電プラグをEVに挿し込むような動作を披露し、滑らかな動きや動作精度の高さを紹介した。「フォーミュラEは持続可能性を強く意識したレース。GoFaは省エネ性能の高い『OmniCore(オムニコア)コントローラー』対応機種で、減速時に得られる回生エネルギーなどでロボットの電力消費を最大20%削減できるなど、このレースとの親和性は高い」と秋山怜コミュニケーションスペシャリストは語る。他には双腕型協働ロボット「YuMi(ユミ)」を2台展示。旗を振る動作が子どもたちの注目を集めた。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)