[新連載 進化する物流vol.3]国際物流総合展に最新ソリューション集う【その2】
9月13日~16日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「国際物流総合展2022」が開かれる。アジア最大級の物流専門展で、今年は526社・2597ブース(8月30日時点)と過去最大規模での開催となる。物流新連載のvol.3ではvol.2に引き続き、同展に先駆けて、出展企業の目玉展示の一部を紹介する。
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9月13日~16日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「国際物流総合展2022」が開かれる。アジア最大級の物流専門展で、今年は526社・2597ブース(8月30日時点)と過去最大規模での開催となる。物流新連載のvol.3ではvol.2に引き続き、同展に先駆けて、出展企業の目玉展示の一部を紹介する。
9月13日~16日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「国際物流総合展2022」が開かれる。アジア最大級の物流専門展で、今年は526社・2597ブース(8月30日時点)と過去最大規模での開催となる。同展に先駆けて、出展企業の目玉展示の一部を紹介する。
スターライト工業(大阪市旭区、西郷隆志社長)は、協働ロボットの関節保持や緊急時の制動に用いるブレーキ材(摩擦材)として、非可食植物由来のバイオマスプラスチックを用いた新素材「X2101」を開発した。特許出願の後、昨年12月に展示会で初公開。来場者の反響や手応えを受け、量産技術の検討に入った。試作案件をこなし、3年以内の量産化を目指す。開発を主導した新歩推進ユニット先進材料開発第2チームの下川路朋紘さんは「環境に優しいプラスチックとして開発した先進材料の一つ。環境性能だけでなく、協働ロボットのブレーキ材として多くのメリットがある」と力を込める。
物流自動化の最前線を紹介する新連載「進化する物流」。第一回は「国際物流総合展2022」の事務局長を務める日本ロジスティクスシステム協会(JILS)の北條英JILS総合研究所長に、物流業界の現状や今回展の見どころを聞いた。9月13日~16日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる同展は、物流関係ではアジア最大級の専門展だ。
鈴野製作所(神奈川県秦野市、鈴野和仁社長)は9月、ロボットで小物部品をピッキングするためのフィーダー「SVTシリーズ」の出荷を開始した昨年から販売する「SVFシリーズ」は、部品を投入するホッパーと振動テーブルが一体となっていたが、SVTシリーズはホッパー部をなくし、振動テーブルのみで販売する。
日本ロボット学会(会長・村上弘記IHI技術開発本部技監・理事)は9月5日~9日、都内の東京大学本郷キャンパスで「第40回日本ロボット学会学術講演会(RSJ2022)」を開催している。9月5日には同学会の創立40周年を記念し、記念式典を開催。シンポジウムでは「2050年に向けて日本ロボット学会の進むべき道」をテーマにパネラーがディスカッションし、来場者も交えて活発に意見交換した。
「SPEEDIO(スピーディオ)」ブランドで小型工作機械を開発、製造、販売するブラザー工業は2022年9月1日、スピーディオ専用のローディングシステム「BV7-870Ad」を発売した。
エプソンは「省・小・精の技術」を起点に、常に新たな価値創造へ取り組み、顧客の期待に応えることに挑戦し続けている。その1つとして「生産現場の革新」にも注力する。生産現場での働き手の不足や熟練工の減少、消費者ニーズの多様化などさまざまな顧客の課題がある。それに対してエプソンは総力を挙げて全ての技術を結集させ、顧客と共に課題解決に取り組む。国内販売を担うエプソン販売(東京都新宿区、鈴村文徳社長)は「生産現場の革新」に向け、マニュファクチャリング、プリンティング、ビジュアルと3つのイノベーションを中心に現場を支えるソリューションを顧客に提供する。
デンマークの協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は9月12日~16日、オンライン上で「URオンライン展示会2022秋」を開催する。
ロボットシステムの構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。26回目は、岐阜県養老町に本社を構えるエヌテック(小林裕幸社長)を訪問した。ペットボトルなど各種容器の搬送システムや検査装置の製造で培った技術を生かし、今後は食品や医薬品、一般産業機械といった新規市場の自動化ニーズを取り込みたい考えだ。その一環で、紙袋の形状を認識して積み下ろすデパレタイジングシステムや、カッターで段ボール箱を開梱するロボットシステムなどを開発し、食品業界などに攻勢をかける。