ウェブイベントで新機能発表、AGVから構内けん引車まで/ZMP
ZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は8月18日~20日の3日間、ウェブ上で「ZMPワールド2020」を開催した。自社の最新製品を一挙に紹介するイベントで、今年は東京都江東区に新設したショールーム「キャリロイノベーションセンター」から生配信した。発表された多くの新製品、新機能の中から、工場や物流拠点で使う無人搬送車(AGV)「キャリロシリーズ」に関するものを取り上げる。
3方式の自在な組み合わせ
同社は自動運転技術と、宅配ロボットなどのサービスロボット、キャリロシリーズの3分野でロボット事業を展開する。キャリロに関する大きな発表は3つ。一つ目が新機能「Hybrid SLAM(ハイブリッドスラム)」だ。
キャリロは、地面に張り付けたマーク(ランドマーク)を読み取って動く「ビジュアルトラッキング」という誘導方式を採用する。設置が簡単でレイアウト変更に対応しやすく、比較的安価な方式だ。しかし、狭い通路に対応できない、路面がアスファルトだとランドマークを固定しにくい、フォークリフトがランドマーク上で旋回すると剥がれることがあるなど、課題もあった。ハイブリッドスラムは、これらの課題を解決するオプションだ。
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