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川崎重工業

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国産手術支援ロボットの遠隔操作の実証実験に成功/メディカロイドなど

神戸大学やNTTドコモ、メディカロイド(神戸市中央区、浅野薫社長)の3者は4月16日、商用の次世代通信規格(5G)を介した国産手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)サージカルロボットシステム」の遠隔操作の実証実験を実施した。メディカロイドは川崎重工業と医療機器・試薬メーカーのシスメックスの合弁会社。同システムは、川崎重工の産業用ロボットに関する技術などを生かして開発した製品。

[注目製品PickUp!vol.33]重労働の研削作業を遠隔操縦ロボットで【後編】/川崎重工業「Successor-G」

人が担ってきたあらゆる作業のうち、今のロボット技術で自動化できるものはまだわずかだ。ロボットの導入台数も少ない。川崎重工業の研削向け遠隔操縦ロボットシステム「Successor-G(サクセサーG)」は、作業者の技能や感覚を要する領域にもロボットの適用を進めることで、新市場の開拓や総合ロボットメーカーへの脱皮を狙う戦略的な製品だ。次世代通信(5G)を活用した実証実験にも取り組んでおり、遠隔操縦システムがさらに進歩すれば、働き方改革や人手不足解消に貢献する可能性も秘めている。

[注目製品PickUp!vol.33]重労働の研削作業を遠隔操縦ロボットで【前編】/川崎重工業「Successor-G」

プラント設備の大型部品は、被膜やバリをグラインダーで削る「研削」で仕上げる。作業を担うのは職人。部品に合わせて微妙な力加減をするため自動化が難しいのだ。しかし、グラインダーは重量があり、砥石(といし)が高速回転して加工中は火花が飛ぶなど、きつく、危険と隣り合わせの作業だ。そうした3Kと言われる悪環境から作業者を解放すべく、川崎重工業は研削作業に特化した遠隔操縦ロボットシステム「Successor-G(サクセサーG)」を開発。2020年4月に販売開始した。安全に作業できるだけでなく、自動運転と遠隔操縦を切り替えたり、ベテラン職人の操作を記憶させ再現することで技能継承に役立てられる。

川重の産ロボ技術を医療に! 国産初の手術支援ロボ開発/川崎重工業、メディカロイドなど

川崎重工業と医療機器・試薬メーカーのシスメックス、両社が50%ずつ出資して設立したメディカロイド(神戸市中央区、浅野薫社長)の3社は11月18日、国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)サージカルロボットシステム」を都内で初公開した。川崎重工の産業用ロボットに関する技術などを生かして開発した製品で、2030年に売上高1000億円を目指す

ビジョン2030を発表、ロボットが発展支える/川崎重工業

川崎重工業は11月2日、2030年に目指す将来像をまとめた「グループビジョン2030」を発表した。「次の社会へ、信頼のこたえを」を掲げ、その将来像に合わせた組織改編なども発表した。ロボット関係では、「ウィズコロナ、アフターコロナ社会を支え、川崎重工の発展も支えるのがロボット。売上げで寄与するだけでなく、シナジー効果で他事業の競争力も高める」と橋本康彦社長は述べた。

「仕事は楽しんでやるもの」、産ロボから総合ロボメーカーへ /川崎重工業 高木登ロボットディビジョン長

今年4月に川崎重工業のロボットディビジョン長に就任した高木登執行役員。「ロボット市場は今後とにかく伸びる。しかし、従来からある市場はそれほど大きくならない」と新市場開拓の重要性を指摘する。商品企画部を新たに立ち上げた高木執行役員は「仕事は楽しんでやるもの。そうでなければいい結果は生まれない」と言う。

ローカル5Gで遠隔ロボなどの実証実験を開始/川崎重工業ほか

 川崎重工業と、同社グループでITシステムやネットワーク構築を担うベニックソリューション(兵庫県明石市、占部博信社長)、関西電力子会社のオプテージ(大阪市中央区、荒木誠社長)の3社は9月3日、企業が独自に構築できる第5世代移動通信システム(ローカル5G)の実証実験の予備免許を取得した。

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