ロボットの遠隔操作システムを開発/ファナック
ファナックは5月、ロボットの遠隔操作システムを開発したと発表した。
ハンドガイドを取り付けた「リーダーロボット」を人が手で動かすと、「フォロワーロボット」が同様の動きをする。
フォロワーロボットには力センサーが搭載され、作業対象物(ワーク)から受けた力がリーダーロボットにフィードバックされる。これにより、作業者はワークとの接触や抵抗を手元で感じることができ、微妙な力加減を要する作業も遠隔操作でできる。技能者が遠隔操作で行った動作を、その後に単独で再現することも可能だ。
研磨作業やカッターによる切断作業、溶けた金属表面の不純物を取り除くノロかきなど、危険だが人の繊細な感覚が必要な作業をロボットで安全に行える。
8月からの出荷を予定する。