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2020.12.14

2021年から協働ロボの提供開始、シェア1割目指す/ヤマハ発動機

 ヤマハ発動機は12月14日、安全柵なしで稼動させられる協働ロボットの試作機を発表した。2021年に一部のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)やユーザーに試験的に使ってもらい、22年内の本格発売を目指す。同社が協働ロボットを開発するのは今回が初で、新規参入となる。

繊細な力制御が特徴(写真は試作機)

 同社の協働ロボットは、全軸に力センサーを搭載し、高精度な力制御ができることが特徴だ。こうした特徴を生かし、繊細な力加減が必要な研磨や組み立て、部品の挿入などに提案する。
 人との接触も敏感に検知するため、安全性も高いという。
 
 現在の主要顧客である自動車や電機・電子産業に加え、三品産業(食品、化粧品、医薬品)なども視野に入れる。
 24年までに年間販売台数3000台、将来的には市場シェア10%を目指す。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

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