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2018.11.01

機械商社が「7軸ロボットの活用」を説く理由/宮脇機械プラント

「回り込み」「しゃがみ込み」で狭い場所でも

ショールームでは、小型の工作機械と不二越製の7軸ロボットを組み合わせたデモを見ることができる(動画参照)。

 ロボットは機械の正面から少し左にずれた位置に設置され、機械の開口部の前は空いている。
横から回り込むように機械内部にロボットのアームを入れ、加工後の材料を取り出して機械横のストッカーに置く。

 加工前の材料を別のストッカーから取り出す動きも特徴的だ。ロボットが屈むような低い姿勢を取り、アームをねじるようにして下から加工材料をつかむ。

 スペースが狭く6軸ロボットではストッカーや機械のカバーにぶつかってしまうような配置でも、7軸ならば障害物を避けながら作業できる。

 「中小企業にロボットを導入するならば、7軸が最適解。6軸よりコストが高い、搬送速度が落ちるなどのデメリットはあるが、それを上回るメリットがある。スペースがなくロボット導入に二の足を踏んでいる中小企業はすぐに相談してもらいたい」と岡本社長は話す。

(ロボットダイジェスト編集部)

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