[特集 2023国際ロボット展vol.9]周辺機器は使いやすく、安全に/ロボット周辺機器
多品種を効率よく
使いやすさと安全性の向上が、生産現場でロボットの導入をさらに広げる。
パナソニック ホールディングスは、さまざまなワークを把持できるロボットハンドを参考出展する。2爪のハンドの構造を工夫し、またセンサーを活用することで安定してワークをつかめる。1つのハンドで多様なワークを把持でき、生産性の向上につながる。
コスメック(神戸市西区、木村公治社長)は、アームの移動する力だけでハンドを着脱できる「メカ式ロボットハンドチェンジャー」を出展する。がたつきなく着脱でき、動力源が不要なため環境性能も高い。
京セラは、11月に提供を開始した「京セラロボティックサービス」を訴求する。協働ロボットのピッキングなどに、人工知能(AI)や3Dカメラを活用する。登録したワークと類似形状のワークであれば、再学習せずに認識できる。
イタリアの安全柵メーカー、サーテックの日本法人(横浜市港北区、高野弘行社長)は、来年1月に5つのシリーズの安全柵をリニューアル予定。会場ではスライドドアの操作性の向上などをアピールする。
(ロボットダイジェスト編集部 水野敦志)
※本特集は「月刊生産財マーケティング」とのコラボレーション企画であり、同誌12月号(11月27日発刊)でもこの記事をお読みいただけます。
vol.1 ロボットはインフラに
vol.2 ロボットがより身近に/橋本康彦 運営委員長
vol.3 技術は「使いやすさ」のために/ファナック 稲葉清典 専務
vol.4 今ロボットに何ができるか/安川電機 岡久学 ロボット事業部長
vol.5 ソリューション提案に注力/三菱電機 武原純二 主管技師長
vol.6 協働ロボットでも高速、高精度を/不二越 越野敦 部長
vol.7 トレンドは「ソリューション提案」/ロボットメーカー
vol.8 自慢のパッケージ製品を披露/マシンテンディング
vol.9 周辺機器は使いやすく、安全に/ロボット周辺機器
vol.10 多彩なソリューションを提案/併催ゾーン
vol.11 iREXインフォメーション