生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

会場速報

REAL TIME REPORTING

スカラロボットが目玉/ヤマハ発動機

ヤマハ発動機(D-46)は、主力製品のスカラロボットを中心に据えた展示を披露する。その中でも一番の目玉展示はスカラロボットとリニアコンベアモジュール「LCMR200」を組み合わせたデモだ。LCMR200は最高速度が毎秒2500mmと従来のコンベヤーよりも速く、前後両方向に動けるのが強みだ。ロボティクス事業部営業統括部FA営業部の高橋彬さんは「スカラロボットと組み合わせることでワーク(加工対象物)を高速でピッキング、搬送できる」と話す。

機械と接続してローディング/FNS

機械メーカーのFNS(神戸市兵庫区、見島史郎社長、B-01)は、工作機械などの機械と連結してローディングできる可搬式台車ロボットシステム「RD510」を出展する。既存の機械に連結プレートを設置するだけで、マシニングセンタをはじめとした各種機械に接続できる。2点のエアチャックで台車と機械を接続し、位置精度は±3㎛と高精度。担当の見島大介さんは「本体部の幅が500mmなことに加え、協働ロボットを使っているため柵を用意する必要がなく省スペース」と話す。

ロボット文化を根付かせるきっかけに/安川電機 小川昌寛 取締役専務執行役員 ロボット事業部長

安川電機(D-47)の小川昌寛専務執行役員は、「おかげさまで多くの来場者に来ていただいている。ロボットを購入して終わりではなく、問題解決につなげてもらいたい。産業用ロボットが製造現場に根付けば、日本の製造業がもう一度競争力を持つきっかけになるはず。展示会を通して、そういった考えに共感してもらえたら」と語った。

TOP