価格やCo2排出量を徹底比較/アイエイアイ
アイエイアイ(静岡市清水区、石田徹社長:C-58)は同社の電動アクチュエーター「エレシリンダ―」と「ロボシリンダー」と、空圧式のエアシリンダーとを徹転比較。
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アイエイアイ(静岡市清水区、石田徹社長:C-58)は同社の電動アクチュエーター「エレシリンダ―」と「ロボシリンダー」と、空圧式のエアシリンダーとを徹転比較。
機械商社の三機(B-40)は、今年5月に取り扱いを始めた中国のShenzhen Yuejiang Technology(深圳市越疆科技)の協働ロボット「DOBOT(ドゥーボット) CR5」を初披露した。
ヤマハ発動機(D-46)は、主力製品のスカラロボットを中心に据えた展示を披露する。その中でも一番の目玉展示はスカラロボットとリニアコンベアモジュール「LCMR200」を組み合わせたデモだ。LCMR200は最高速度が毎秒2500mmと従来のコンベヤーよりも速く、前後両方向に動けるのが強みだ。ロボティクス事業部営業統括部FA営業部の高橋彬さんは「スカラロボットと組み合わせることでワーク(加工対象物)を高速でピッキング、搬送できる」と話す。
ヤマザキマザック(C-69)は協働ロボット自動化セル「Ez LOADER(イージーローダー)シリーズ」を出展した。
機械商社の三井物産マシンテック(B-17)は、ファナックの小型切削加工機「ロボドリル」と協働ロボット「CRXシリーズ」を連結させた自動化システムなどを展示している。
機械メーカーのFNS(神戸市兵庫区、見島史郎社長、B-01)は、工作機械などの機械と連結してローディングできる可搬式台車ロボットシステム「RD510」を出展する。既存の機械に連結プレートを設置するだけで、マシニングセンタをはじめとした各種機械に接続できる。2点のエアチャックで台車と機械を接続し、位置精度は±3㎛と高精度。担当の見島大介さんは「本体部の幅が500mmなことに加え、協働ロボットを使っているため柵を用意する必要がなく省スペース」と話す。
デンマークの協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(C-58)は、段ボール箱を積み上げるパレタイジングをはじめ、TIG溶接やバリ取り、ねじ締めなどの6種類のアプリケーション(応用的な使い方)を展示している。
DMG森精機(D-53)は、協働ロボットを搭載した自律走行型の搬送システム「WH-AMR5」を出展した。不整地な床でも安定して走行でき、ワークの脱着から工場内物流まで幅広く自動化できるのが特徴だ。
会期中は毎日、主催者企画としてイベントが開催される。初日は、大手ロボットメーカーが集うスペシャルセッションが開催された。「ロボットダイジェスト」編集長の八角秀が司会を務め、ファナック(B-37)、安川電機(D-47)、デンソーウェーブ(B-44)、ABB(C-46)の幹部が顔を合わせた。
安川電機(D-47)の小川昌寛専務執行役員は、「おかげさまで多くの来場者に来ていただいている。ロボットを購入して終わりではなく、問題解決につなげてもらいたい。産業用ロボットが製造現場に根付けば、日本の製造業がもう一度競争力を持つきっかけになるはず。展示会を通して、そういった考えに共感してもらえたら」と語った。