
ロボット導入を円滑に! ITベンチャーが自動化の課題にメス/ファースト・オートメーション
ファースト・オートメーション(名古屋市西区、伊藤雅也社長)は、2020年9月創業のITベンチャー企業だ。システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)とロボットのエンドユーザーとの間で起こる仕様認識のずれやコミュニケーションエラーをなくし、ロボット導入を円滑に進める仕様管理サービスなどを提供する。ロボットシステム製作時の手戻りを減らしてSIerの業務負担を軽減し、ロボットの普及を後押しする狙いだ。
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ファースト・オートメーション(名古屋市西区、伊藤雅也社長)は、2020年9月創業のITベンチャー企業だ。システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)とロボットのエンドユーザーとの間で起こる仕様認識のずれやコミュニケーションエラーをなくし、ロボット導入を円滑に進める仕様管理サービスなどを提供する。ロボットシステム製作時の手戻りを減らしてSIerの業務負担を軽減し、ロボットの普及を後押しする狙いだ。
ダイヘンの六甲事業所には、アーク溶接に関するロボットを展示する「テクニカルセンター」とアーク溶接以外の分野のロボットを展示する「六甲ハンドリングデモルーム」がある。同社は溶接ロボット分野に強みがあるが、今後はロボットの総合メーカーを目指す。これらのショールームは、今後の指針を示す場所だ。
ロボットダイジェストの記者が読者に代わってショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第6回は、溶接などのロボット事業を手掛けるダイヘンの六甲事業所を取り上げる。同施設があるのは神戸市東灘区。アーク溶接に関するロボットを展示する「テクニカルセンター」と溶接以外の分野のロボットを展示する「六甲ハンドリングデモルーム」を紹介する。
マブチモーターが無人搬送車(AGV)や自律移動型搬送ロボット(AMR)に適した移動体用モーターの提案に注力し始めた。既に発売済みの「IS-94BZC」に加え、新たにより小型軽量で軽可搬向けの「IS-74BZA」と、高出力で高可搬向けの「IS-B5BZA」を開発し、それぞれ今年の夏と冬に発売する。「競合製品よりも小型、軽量で、コストパフォーマンスにも優れる。防水構造で屋外でも使え、AGVやAMR用モーターの決定版を目指した」とライフ・インダストリー事業部の宮島祐介副事業部長は自信を見せる。
ファナックは5月17日~19日の3日間、山梨県忍野村の本社で「第31回ファナック新商品発表展示会」を開催した。3月の国際ロボット展(iREX)で発表した製品に加え、今回が初披露となる新製品や新技術も目立った。工作機械関連の製品も手掛ける同社ならではの、ロボットと工作機械を組み合わせた提案もあった。
「MEX金沢2022(第58回機械工業見本市金沢)」が5月19日~21日の3日間、金沢市の展示会場「石川県産業展示館」で開催された。159社・団体が669小間の規模で出展し、会期3日間で延べ3万2000人超が来場した。北陸地方は有効求人倍率が全国でもトップクラスで、人手不足に頭を抱える企業が多い。3年ぶりに開催された今回展でも、人手不足を解決する自動化ソリューションの展示に大きな注目が集まり、来場者から熱い視線が注がれた。
中国のビジョンシステムメーカー、Mech-Mind(メックマインド)ロボティクスは昨年10月、日本法人のMech-Mind(東京都港区)を設立した。今年3月に出展した2022国際ロボット展(iREX2022)では、人工知能(AI)技術を使った画像認識精度の高さや、システムを一貫提供できる体制とシステムの扱いやすさなどで注目を集めた。本社はこの2年で約14億元(270億円)の資金を調達するなど、中国で勢いのあるベンチャー企業の1つ。楊培(ヨウ・バイ)社長は「日本市場での発展を目指す」と規模拡大を狙う。
ロボットシステムの設計や構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。今回は岐阜県や各務原市など38社・団体が出資して設立した「第三セクター」のブイ・アール・テクノセンター(岐阜県各務原市、藤本朗社長)を取材した。主に画像処理システムやソフトウエアの開発を得意とし、新事業などに挑戦するSIerや機械商社、メーカーなどと手を組んで技術開発を支援する。また、2017年に開設した「岐阜県ロボットSIセンター」を生かしてSIerやロボットユーザーの育成に取り組む他、ロボット導入を検討する企業とSIerの橋渡しの役目も担う。
信州大学工学部は、セイコーエプソンやシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)との相互教育連携を強化する。5月25日には長野市の長野キャンパスで共同記者会見を開き、連携の概要や今後の取り組みを報道陣に説明した。
ドイツに本拠地を置く真空機器メーカーの日本法人、シュマルツ(横浜市都筑区、ゲッテゲンス・アーネ社長)は5月23日、パレタイジング・デパレタイジング向け真空グリッパーシステムを開発したと発表した