生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

企業

RECENT POSTS

[SIerを訪ねてvol.30]地元企業の自動化の「最後の砦」/アラインテック

全国各地のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する本連載。今回登場するのは、山口県岩国市に本社を構え、県内では自動化の最後の砦として幅広い自動化ニーズに応えるアラインテック(上田文雄社長)だ。「自動化に行き詰まった時に相談いただくので、難しい案件が多い」と上田社長。そうした課題をこなすことが実績につながり、ロボットメーカーからもユーザーからも頼られるように。これからもSIerとして一品一葉のシステム開発をしながら、今後はノウハウを昇華したパッケージ製品の開発や販売にも力を入れる。

創立50周年記念ロゴを制定/ユーシン精機

ユーシン精機は1月5日、創立50周年の記念ロゴを制定したと発表した。同社は今年10月に創立50周年を迎える。このロゴは、前向きにチャレンジし続ける次の50年への思いを表現したもの。三角形は、未来へつながる方向を指し示すイメージで、角を下に持ってくることで「型にはまらない自由な発想」を表した。また輝く色で、多くの可能性を秘めた個性が集まり発展する姿を表現した。

独自のデータベース生かし、ロボット導入支援サービスを本格展開/ロボカル

ロボカル(東京都千代田区、芦川泰彰社長)は1月18日、ロボットシステムの導入支援サービスを本格展開すると発表した。同社は、産業用ロボットの受発注プラットフォーム「ロボカル」を運営する2021年創業のベンチャー企業だ。当初はロボットを導入したい顧客とロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)をつなげるマッチングサービスのような事業を検討していた。しかし実際は、ワンストップでシステムを構築してほしいとのニーズが高く、同社が元請けとなりシステムを受注することが多かったため、ロボット導入支援サービスを今後は本格的に展開する。

今年は初の生産額1兆円越えへ、新春賀詞交歓会を開催/日本ロボット工業会ほか

1月6日、都内のホテルで「ロボット関連3団体新年賀詞交歓会」が開かれた。主催者を代表して日本ロボット工業会の山口賢治会長(ファナック社長兼最高経営責任者)があいさつし、「本年のロボット受注額は対前年比3.6%増の1兆1500億円、生産額は6.0%増の1兆500億円の見通し。生産額でも初の1兆円越えを期待する」と述べた。

[活躍するロボジョvol.15]アニメ好きが高じて設計の道へ/安川電機 青島知美さん

ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。第15回は、大手ロボットメーカーの安川電機でロボットアームの設計をする青島知美さんを紹介する。「ロボットアームには、高速、高精度、低コストが求められます。相反する条件を満たす必要があるのが難しい」と話す青島さん。一方、「自分が開発に携わったロボットがお客さまの現場で活躍していると聞くのは、やっぱり嬉しいですよね」と笑う。「いつか、ロボット単体だけでなく、システム全体を設計してみたい。それが将来の目標です」と言う。

[注目製品PickUp! vol.49]今あるAGVがAMRに転身/パナソニック アドバンストテクノロジー「@mobi」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」。今回は、パナソニック アドバンストテクノロジー(大阪府門真市、水野勇介社長)の搬送ロボット向けソフトウエアパッケージ「@mobi(アットモビ)」を紹介する。同製品を従来型の無人搬送車(AGV)に組み込むことで、自律移動型搬送ロボット(AMR)として運用できるのが特徴。導入や操作がしやすく、既存のAMRに導入しても使い勝手のさらなる向上が見込める。

フードテック展でロボットに脚光【後編】

2022年12月、千葉市美浜区の幕張メッセで「第3回フードテックジャパン」が開かれた。食品製造業向けに先端テクノロジーを提案する展示会で、飲食店向けの「スマートレストランEXPO」、飲料メーカー向けのドリンクジャパンなどと合わせ、3日間合計で約1万7000人が来場した。食品を直接扱うロボットだけでなく、食品が入った袋を扱うシステムや段ボール箱の開梱システム、ロボット関連のソフトウエアなどの展示もあった。

リニアコンベアを提案の核に/ヤマハ発動機 江頭綾子ロボティクス事業部長 インタビュー

「2024年以降、ロボットや自動化システムの需要はこれまで以上に高まる」とヤマハ発動機ロボティクス事業部長の江頭綾子執行役員は語る。その時を見据え、同社はロボットなどを組み立てる浜松ロボティクス事業所の大幅拡張を急ぐ。高いシェアを誇るスカラロボットに加え、垂直多関節ロボットや直交ロボットなどさまざまな産業用ロボットをラインアップするが、「提案の核となるのは、リニアコンベア」と江頭事業部長は語る。その戦略とはいかなるものか、江頭事業部長に話を聞いた。

新社長に小川昌寛専務が昇格/安川電機

安川電機は12月23日、次期社長にロボット事業部長の小川昌寛代表取締役専務執行役員が内定したと発表した。就任予定日は2023年3月1日。小笠原浩会長兼社長は、代表権のある会長に専念する。小川新社長は、従来小笠原会長兼社長が兼任してきた人づくり推進担当、ICT戦略担当も引き継ぎ、新たに技術開発本部長も兼任する。

店舗内のカゴ車自動搬送の実証実験を開始/FUJI

ロボットや電子部品実装機、工作機械を製造、販売するFUJIは12月20日、カゴ車の自動搬送ソリューションを開発したと発表した。店舗内での商品運搬用で、タグが張り付けられたカゴ車を搬送ロボットが自動で認識し、陳列棚まで搬送する。カインズ(埼玉県本庄市、高家正行社長兼最高経営責任者)の一部ホームセンター店舗内で実証実験を行い、機能性の確認などを進めている。

TOP