
[ロボットが活躍する現場vol.31]ロボット導入で社会課題の解決へ大きな一歩/南山城学園
障がいのある人を支援する施設を運営する南山城学園(京都府城陽市、磯彰格理事長)は昨年9月、就労支援施設「魁(さきがけ)」に、双腕ロボットを使った基板のはんだ付けの自動化システムを導入した。「ロボットを使えば品質の安定化が図れる。質の高い製品をそれに見合う金額で販売することで、就労支援施設の労働者の賃金向上につなげたい」と赤塚信隆施設長は語る。
生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン
RECENT POSTS
障がいのある人を支援する施設を運営する南山城学園(京都府城陽市、磯彰格理事長)は昨年9月、就労支援施設「魁(さきがけ)」に、双腕ロボットを使った基板のはんだ付けの自動化システムを導入した。「ロボットを使えば品質の安定化が図れる。質の高い製品をそれに見合う金額で販売することで、就労支援施設の労働者の賃金向上につなげたい」と赤塚信隆施設長は語る。
2023国際ロボット展(iREX2023)にはメーカーだけでなく、ロボット関連の製品を扱う機械商社や輸入商社なども多く出展した。各社は商社ならではの商材の多様さや独自のネットワークを生かし、国内外のさまざまなメーカーの製品を組み合わせた独自のソリューションや、特徴的な海外製品などを紹介した。
国際ロボット展(iREX)の会場でひときわ多くの注目を集めたのが、ロボットメーカー大手の安川電機だ。
80小間の展示エリアに29ものデモシステムを出展し、4年ぶりに国際ロボット展(iREX)に臨んだデンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)。新型の協働ロボットや人工知能(AI)技術を活用したデモシステムに加え、同社が近年力を入れているラボラトリーオートメーション関連のデモシステムなども提案し、大きな注目を集めた。
中国の深圳市に本社を置くロボットメーカーのDobot Robotics (ドゥーボットロボティクス)は、2023国際ロボット展(iREX2023)で6軸協働ロボットの最新モデル「CRAシリーズ」を国内初披露した。
キユーピーは12月5日、総菜を製造する子会社のデリア食品(東京都調布市、竹中成人社長)の生産ラインに「惣菜用ふた閉めロボット」を導入したと発表した。11月末に実運用を開始した。
五誠機械産業(佐賀市、川島晃会長)は、「九州ロボットセンター」を運営する。ショールーム機能に加えて、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の教育施設としても使われるのが大きな特徴だ。小松直博センター長は「リーマンショックによる不況を機に日本の技術者の海外流出が増加した。外部発注などで生産技術部門は縮小し、日本の技術力が下がったように感じる。SIerの技術力向上に少しでも貢献できれば」と語る。
Mujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者)は12月6日、日本郵政キャピタルほか1社から、第三者割当増資による総額 27億円の追加資金調達を実施したと発表した。
オカムラは11月27日、物流自動化ソリューション「PROGRESS ONE(プログレスワン)」の事業化に向け、慶応義塾大学発のベンチャー企業のモーションリブ(川崎市幸区、溝口貴弘社長)と共同で力覚フィードバックの調査研究を実施したと発表した。