
協働ロボットでも使える真空グリッパーを発売/シュマルツ
ドイツに本拠地を置く真空機器メーカーの日本法人、シュマルツ(横浜市都筑区、ゲッテゲンス・アーネ社長)は2月18日、段取り替え(セッティング変更作業)なしでさまざまな形状の対象物を搬送できる汎用真空グリッパー「FQE」シリーズをラインアップに加えたと発表した。
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ドイツに本拠地を置く真空機器メーカーの日本法人、シュマルツ(横浜市都筑区、ゲッテゲンス・アーネ社長)は2月18日、段取り替え(セッティング変更作業)なしでさまざまな形状の対象物を搬送できる汎用真空グリッパー「FQE」シリーズをラインアップに加えたと発表した。
工場向けの自動化システムなどを製造、販売する村田機械(京都市伏見区、村田大介社長)のL&A事業部は、さまざまな業種の生産工場や物流センターの物流工程を自動化してきた。自動倉庫や無人搬送車(AGV)などの物流機器を製造するが、製品の単体販売よりも自動化システム全体の提案を得意とする。自社で倉庫管理システム(ソフトウエア)を開発するなど、顧客に合わせて最適にカスタマイズした総合的な提案が特徴だ。「自動化レベルの高い要求や、新しく開発する必要のあるシステム構築が得意」とL&A事業部長の石山敏彦常務取締役は自信を見せる。
オークラ輸送機(兵庫県加古川市、大庫良一社長)は、工場や倉庫などで物の運搬や保管を自動化するマテリアルハンドリング(マテハン)機器を扱う国内大手メーカーだ。近年は、パレット(荷役台)へ段ボールなどの荷物を積むパレタイズ作業や荷下ろしのデパレタイズ作業など、作業工程の要所に自社開発の産業用ロボットなどを使ったパッケージシステムの提案を増やしている。「ただ、最も重要なのは工程の間をつなぐ技術。そこがわが社の強みを最大限生かせる」と大庫大輔専務は話す。
スイスに本社を置くロボット大手のABBは2月24日に開いたオンライン記者発表で新型の協働ロボット2機種を発表した。新機種の名前はGoFa(ゴーファ)とSWIFTI(スイフティ)。同社のロボット事業を統括するサミ・アティヤ社長は「使いやすく設定も簡単。製造業のみならず、あらゆる規模の企業や新しい産業分野でのロボットの初採用にも最適」と自信を見せる。2機種とも同日に販売を開始した。国内では今年前半を目標に準備が整い次第、受注を開始する予定。
デンマークに本社を置く協働ロボットメーカー、ユニバーサルロボット(UR)は2月18日、次期社長にフランスの重電メーカー、シュナイダーエレクトリックのキム・ポヴルセン氏を選定したと発表した。3月1日に社長に就任する。
射出成形機用の取り出しロボットを開発、製造、販売するスター精機(愛知県大口町、塩谷国明社長)は2月16日より、射出成形機用の取り出しロボット「GX/IX-Ⅵシリーズ」のマイナーチェンジモデル「Ⅵ(シックス)P」を順次販売すると発表した。
「ロボへの道も一歩から」では、産業用ロボットを初めて導入しようとする会社を記者が訪問、その過程で起きた出来事や苦労などを紹介する。何度も足を運び、ロボットの導入までを追いかける。まだ進行中の計画を取材するため、何が起こるのか誰にも分からない。第10話は、自動化計画の新たなメンバーを迎えたサンエースがまずロボットに一通りの作業をさせられるように挑むが…。
村田機械(京都市伏見区、村田大介社長)は2月15日、自律移動式ロボットを使った日本ユニシスの小売店向けサービス「RASFOR(ラスフォー)」に、自律移動走行制御システム「It’s Navi(イッツナビ)」が採用されたと発表した。
ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。5回目は、ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)大手の豊電子工業(愛知県刈谷市、盛田高史社長)で、ロボットシステムの電気設計を担当する中国出身の蘇文娜(そ・ぶんな)さんを紹介する。顧客の要望を満たすシステムを作り上げるには、機械設計や製造、制御など各工程の担当者との社内連携が重要だ。そのため常日頃からコミュニケーションを大切にしている。海外の顧客のもとへ出向けない新型コロナウイルス禍の今、中国の顧客と社内の調整担当を仲介する通訳としても活躍する。
工作機械の自動化設備などを設計、製作する日成電機製作所(愛知県阿久比町、船橋晋吾社長)は今年4月から、NC旋盤用のロボットシステム「ワーク供給スマートロボット」の受注を本格的に開始する。NC旋盤へのワーク(加工対象物のこと)の脱着作業を自動化するシステムで、多品種少量生産を手掛ける中小規模の金属加工会社に提案する。「まずは3年後に5億円の売上高を目指す」と船橋社長は意気込む。